メーカー | Kensington製をベースに改造 |
ボタン数 | 2ボタン |
ホイール | 無し |
エンコーダー | 光学式 |
ボール支持 | アルミナセラミック球による3点支持(推測) |
ボール径 | 40mm |
コネクタ | PS/2・USB |
というわけで、今年2008年のエイプリルフールネタは、 「ヱヴァンゲリオン新劇場版:序」 の Blu-ray Disk 版が出て、 しかもその初回特典が 使徒サキエルを模した トラックボールだった! ――でした。
正直ユーモアのセンスのない三猫は、 良いネタを全然思いつけ無くって、 今回はもう力業ででっち上げてしまったわけです。 ・・・正直、鷹宮神社のエッシャー風マウス(メーカが「パッシブライズ」というのがまた濃いですねー) の方がネタとして断然スマートかと...orz
とは言え、せっかくの力業、 かなりの労力と資産をつぎ込んだだけに、 ここで終わらすのは勿体ない(←貧乏性)ので、 誰にも聞かれていないのに、ここで Making of AngelMouse を お披露目しちゃったりするのです。
おつきあい頂ければ幸いです。
というわけで、今回憐れなまな板の上の鯉となったのは、 Kensington の Orbit Opticalです。 | |
参考モデルとして購入した、
ソフビ魂のサキエルと並べてにらめっこ。 うーん、どうしよっかな。 |
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何はともあれ分解です。 Orbit Optical の上カバーは、 ボタン、シルバー部、グレーのゴムゴム塗装部で 分割されています。 |
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考えていても始まらないので、とりあえずパテ盛りします。
つかったパテは ウェーブのエポキシパテ(軽量・グレータイプ) もともと猫はポリパテ派なのですが、 今回はどう考えてもエポパテの出番。この銘柄のエポパテは 今回初めてつかったのですが、削りやすくって気にいってしまいました。 |
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肋骨部分ですが、どっちにしようかとちょっと大きめに作った右胸と 控えめに作った左胸。結局 小さいことは良いことだね、と 左側を採用に。 | |
ボタン部分。 サキエルの肩をイメージしてつくる・・・という以前に、 2代目Orbitならどうしてこういう形になっていないの?という 鬱憤を込めた形に盛りつけられてたり(^^; |
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というわけで、方向性も決まりましたし、 形を煮詰めていきます。 | |
肋骨部分はこんな感じ。
エッジを効かせた痛そうなイメージで。 左右の成長度合いが違うのも設定どおりに。 |
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ウォータペーパーで削りならが形出しを行います。 ここらへんまで作業が進むと、 パーツを身ながらニマニマするようになってきます(w | |
顔の部分 盛った削ったがわかりやすい? |
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左肋骨。 まだちょっとガタガタした部分が残っていますが、 だいたいの形ができました。 |
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そして右肋骨。 | |
筐体上面です。 2000番のウォータペーパーでコシコシ削って塗装をはがします。 が、ゴム塗装になっている部分はなんだか大変そうなので そのままに。 エイプリルフールのネタだからいっか、なのですが、 実用物としてつくるなら、はがさないと塗膜がペリペリ剥けてしまうので注意です。 |
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塗装前に部品バランスをチェック お背な の飛び出たホネは、当初のリアル風から かなりデフォルメしたものにチェンジしてます。 というのも、当初はもっとうねうねゲショゲショしたイメージ (製造元:海洋堂、で納得いくような)にしようとしてたのですが、 時間的に塗装にこったり筐体にさりげなく筋肉表現を施したりする余裕がなくなってしまっていて・・・。 |
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パーツ。 顔のお目々が3mm径から4mm径におっきくなってたり 肩の出渕穴が付いてたり、微妙にバージョンアップ。 (肩の穴は、パイプ状のパーツを作ってそれを貼り付けて作ってます。) これから一緒にお風呂はいって石けんと歯ブラシでゴシゴシしてきますよ♪ |
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塗装直後。ボディの黒と、新造パーツに サーフェイサー500 を噴いてます。 後ろに見えるのは HGクレオスの Mr.スーパーブース。 今回のために購入したのですが、これを買ったネットショップが 後日夜逃げしちゃって大騒ぎ(その2)。 これが届かなかったら完成しなかったというわけで、 倒産(?)がもう半月早かったと思うと....うわーー、、危ないところでした。 |
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サフ噴き後、大きな窪みを タミヤパテで埋めていきます
――のですが、こんな風に盛ってはいけません。 シンナーで溶いて筆塗りするなり、もっとピンポイントで盛り上げるなりしないと、 あとで大変です。ていうか、大変でしたorz |
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肩の部分。 コレやっちゃったせいで、予定が大幅に来るって 大ピンチに・・・。 (盛ったときは乾いたらもっとさくさく削れるとおもってたのですよ (T△T ) |
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なんかもう、全然余裕が無くなってきたので、
こっからは写真がない行程が多かったり。 上記失敗を何とかフォローして、塗装直前までこぎ着けました。 このときの日付は 3月29日....。 |
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上の写真から 2度ほどサフ噴きして、表面処理がフィニッシュした時の 写真です。 | |
ようやく塗装が終了です。もう塗装中の写真を撮る余裕もなっしんぐ。しくしく。
現在 3月30日の夜9時くらい。 明日3月31日は月曜日ですが、エイプリルフールネタを作るために、有給休暇を取得してたり。 ・・・なにかが終わってます。 |
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できあがったホネホネパーツ。 ホントはグラデーション塗装かドライブラシかをかけたかったところですが、 断念。(ホワイトサーフェイサにグランプリホワイトを 薄噴きしただけですよ...orz) できれば、それでも最低限クリアコートくらい掛けたかったです。 |
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ボタン部分。ここはもっと綺麗に仕上げたかったですよ。 | |
筐体部。つや消し黒にクリアコートです。 | |
さあ、組み立てです。 まずは部品を乗っけてイメージを固めます。 |
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というところで、ストリームR が到着。 赤い40mm径のボールを入手するためだけに購入された不憫な子です。 ・・・これどうしようかしら。 |
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とりあえず Orbit Optical として組み立て。 あー、これもなんか良いですね。 |
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肋骨以外を乗っけてみました。 当初のリアル路線からデフォルメ路線に急遽 梶を切り直したため、 肋骨部分の造形が浮いています。この路線ならもっと小さくってシンボルっぽいモノに するべきよね。というわけで、肋骨なしのイメージも検討 うーん、これでいこうかなぁ、と悩むことしばし。 |
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結局当初の計画通りすべてのパーツを接着することに。 ゼリー状瞬間接着剤でペタペタ貼っていきます。 で、右側肋骨をくっつけたあたりで、 当初の取付け予定位置に肋骨を接着すると ボールが取り出せなくなることに気が付きまして・・・。 (あれだけクリアランス調整したつもりだったのに..orz) ホントは肋骨の出っ張りをちょっと削って調整しなおして、再塗装すべきなのですが、 もう全然時間がなくって、左肋骨をちょい下に下げて接着しました。 おかげでゆがんどるよ、このサキエル。(ダブルフェイス版にすれば言い訳 できたのにっ!) |
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というわけで、完成です。
ざっと上下左右前後の写真。 なんか左半身が垂れちゃってますが、きにしなーい、きにしなーい。 パーフレストの側が寂しいのです。当初のリアル路線では、 サキエルの背なかをイメージしたホネホネトゲトゲを作り込むつもりでした。 で、時間制約からデフォルメチックにした際に、一番背中側のとげを大型化して バランスを取ろうとしたのですが、むー、下手な考えだったかも。 |
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各部のアップです。 こうして拡大するとなかなか良い感じ。 |
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改造前との Orbit Optical との比較です。 こうして比べちゃうと、 バランスの悪さが目立ってイヤンな感じです。 |
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と言うわけで、サキエルです。 作ってみたら、案外使い勝手の良いモノが出来てしまって、 正直実用になるなぁ、コレ。 もっと時間に余裕があったら、レジンで複製して コミケットで売ったらうけたかしらん? そんなこんなで、皆々様、おつきあいどうもです。 来年も頑張りますよーっ! |
繰球の気持ちよさ | ボール自体の回りは快適ですが、周りのトゲトゲがちょっと痛いかも |
回り出しの滑らかさ | なかなかに快適です。 |
回転中の滑らかさ | 回転中も非常に滑らか。しかも惰性でぐんぐん回ります。 |
ドラッグのしやすさ | 良好です。 |
対腱鞘炎 | えー、、と、お背なのトゲトゲがツボを刺激するので良好、ということにしておきます。 |
コストパフォーマンス | お金かけすぎ・・・・(T△T |
三猫のおすすめ度 | ★★★★★ |
踊るアホゥに見るアホゥ、おなじアホなら 踊らにゃソンソン♪ なので、踊る方を力一杯おすすめします。 |