2004年04月06日

【小説】「真・運命のタロット」新刊「<<吊るされた男>>、そして……」、いよいよ発行!

緻密な複線と、本物の世界観を描きだす実力派作家として知る人ぞ知る小説家 皆川ゆか先生の シリーズ「真・運命のタロット」の最新作「<<吊るされた男>>、そして……」が実に5年ぶりの再開です。

運命のタロットは「予定運命」な世界観の上で時間軸を交錯しつつ展開するシリーズです。 オカルトと思う無かれ、「虚数意識論」などを皮切りにオカルティックな事象をも「お約束」としない 徹底的な世界観描画と、それすらも背景に押し込めるドラマ性は必見です。 一度はシリーズ打ち切りの憂き目にあい、複線を全てばらしてしまった後のシリーズ再開である 「真・運命のタロット」は、それでも数え切れない膨大な複線を展開し、 結末のわからないストーリ展開を見せる、まさに皆川ゆか作品世界の奥深さを具現化したシリーズです。

この「真・タロ」は1999年2月の「<<隠者>>は影に」発行を最後に、ゆか先生の「ガンダム・オフィシャルズ」執筆作業に伴い、 事実上の停止状態でした。 実は今回刊行される「<<吊るされた男>>」と最終刊「<<世界>>」は既に執筆が完了していたものの、 発行は講談社の判断にゆだねられていました。 こうして無事発行されることに、猫は感謝します。

運命の吊り糸を巡る壮大な想いに、 どのような結末が待ち受けるのでしょうか。 <<女教皇>>は、そして<<魔法使い>>は一体どうなってしまうのでしょうか。

真・運命のタロット8「<<吊るされた男>>、そして……」は4月30日、上下巻同時発売です。

「遅かったな……<<魔法使い>>」

ええ、ほんとに・・・。

>>皆川ゆか資料刊行会電子広報室

【生物】東京湾の魚のメス化、環境ホルモンはヒトの尿。

東京湾の魚は現在「メス化」現象と呼ばれる環境被害が発生していますが、 この主な原因は、なんと下水処理水に含まれる天然女性ホルモン、つまり人尿中の女性ホルモンであるの可能性が高いことがわかりました。

東京都環境科学研究所はの研究によると、 多摩川で採取された雄コイの一部からメス特有のタンパク前駆物質ビテロゲニン(vitellogenin)が高濃度に検出されたそうで、 雄コイの約1割に精巣中に卵母細胞が見られるなどの異常があったそうです。 雄コイにビテロゲニンを作らせてしまう原因物質としては天然エストロゲン、 つまりヒトなどの女性ホルモンであり、そのエストロゲンは、そのほとんどが下水処理場からの排出であることが解ったそうです。

ようするに、ヒトの尿があまりにも大量に河川に排出されるため、 尿中の女性ホルモンで生態系に異常がでているわけで、この結果はなんともうーん・・・。

ヒトが何か悪いことをするでもなく、ただ沢山居るというだけで、世界が異常をきたすというのは、 なんだか生き物の業ととるか、自身も世界の一部ということを認識する切っ掛けととるかは、 難しい所ですが、一生物としてみたときのヒトの繁殖数自身が異常もいいところなので、 そういったことなのかもしれません。

やるせないというか、なんというか・・。

>>Slashdot JAPAN

【PSO】「PSO ブルーバースト」体験会は大好評。

PSOの最新作・・・、というか最新移植作の PC用PSO EpI&II である「PSO ブルーバースト」のクローズドβ版の体験会が4月4日に秋葉原アソビットシティで行われ、大好評だったそです。 みゅーっ、PSOは草の根ユーザが多いのかしらん。

PSO BBは、ゲーム自体はEpI&IIの移植ですが、 ファイルをサーバ管理にしたり、キャラクタ名に日本語を許可したりと、 システム周りに大幅な修正を施したとこと。 次世代PSOの実験作とも取れる興味深い新作です。

もう5年も森〜遺跡を彷徨っている猫としては とっとと新しい世界に旅出させてくださいという気持ちでいっぱいなのですが、 実際問題、そろそろシステムを一身しないとつらいのでしょうね。

PSOは当初のオーバビューと異なり、プラットフォームの相互乗り入れを禁止したりと、 クローズドな管理に偏っている感は否めませんでしたが、 今回のPSOから外国の方と遊べない仕様になる、と記事にあり、 いよいよ鎖国を開始しちゃったかと猫は不安を禁じえません。

クローズドβテストは4月9日スタートなのですが、 もう参加者応募は締め切ったとのこと。 ちなみに(Xboxを除く)歴代PSOのβテストは欠かさず参加してきたPSO中毒の猫ですが、 今回βテストは、時間の関係と動作するスペックのマシンが用意できないという とっても物理的なダブルコンボにより見送りです。 ――うぅ、とぉっても、やりたかったのよね(TT)

>>GAME Watch