種類 | 日本語109キーボード |
メーカー | NMB |
キースイッチ | メンブレンシート |
アクチュエータ | ラバードーム |
キートップ印刷 | シルクスクリーン印刷(全面トップコート) |
コネクタ | PS2 |
NMBのRT6600シリーズはゴム椀メンブレンスイッチの高級キーボードの雄として有名です。
NMBと言う会社はキーボードのOEM元としてちょっとした知名度を誇っている会社で、
一昔前はいろいろなメーカ(コンパック、NEC、日立、東芝 etc..)の付属キーボードとして供給されていたようですが、
今ではあまりみません。
最近では、星野金属工業のWinDyブランドで
VANGUARDという名で販売されています。
(青色LEDをつかったり、いろんな塗装があったりするのですが、9,000円は高いです。)
で、実際の打ち心地はどうかいうと、評判通り大変打ちやすいです。
ラバードーム式のキーボードなのですがクリック感がハッキリしていて、
その上 いっぱいまで押し込んでもゴムのグニュっとした感触もない、大変気持ちいい打ちごたえです。
押し込んでいくとある点でストンと落ち込む感触は、キーを押し込んだ時に「打ったぞ〜」と感じさせ
文字を打つのが楽しくなってきます。
分解してみると、部品点数や手間を惜しまず設計されているのがわかります。なるほど、それでこの 打鍵感かと納得です。
キートップは最近はやりのレーザー印字ではなく、シルクスクリーン印字です。
シルクスクリーンは耐久性が劣るのですが、キートップ上面にクリアのトップコートを掛けて
対処しています。
で、このキートップなのですが、実に手触りがよいのですね。
もう、指先で撫でてると幸せになります。(笑)
で、キーのシリンドリカル形状もFキーとJキーのみ若干きつめの弧を描いてます。
(もちろん認識ようのポッチも付いてます)。
これはホームポジションの確認に効果的だわ、、と実感してます。
この写真のものはOEM元であるNMBブランドで売られているもので、ちょっと古い
キーボードのカラー(クリーム色っぽい白&茶色っぽいグレー)で成型され、LEDは
普通の緑色となってます。
また、ケーブルがカールしているのがびっくりしました。
(OEM供給されたものにはストレートケーブルが多いです。)
私は3200円で購入しましたが、だいたい3000円台から4000台前半で買えるようです。
また、いろんなメーカの標準キーボードであったので
秋葉原界隈で中古を探すのも難しくはないです。(だいたい200〜1000円くらい)
しかし、レンタル落ちなどですので状態は決して良くないです。
また、コンパックブランドのものは筐体やキートップの素材が安いモノなのか黄ばみやすいようです。
キーボード背面。 |
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キーボードのラベルです。 MODEL NO.にRT6652TWJP、PART NO.にCMI-6D4Y6 Aと記載されてます。 店頭などではこのどちらの名前でも呼ばれています。 MODEL NO.のほうはコンパックブランドでも記載されてます。 |
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私の買ったNMB純正のものは懐かしいカールケーブルでした。 | ||
キートップををはずすと解るのですが、スライダー、レールともに
筐体・キートップと別パーツになっています。 スムースな駆動と押し込んだときのゴムのムニュッとした感触が ないのは、この構造のせいかもしれません。 |
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キートップをハズしただけではいまいちよくわかりませんが、
このキーボードをどこまでもバラすのはとっても嫌です。 で、分解用を買ってきました〜。(^O^) 日立ブランドです。 秋葉でジャンク品200円なり〜。 |
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で、筐体をはずしてみると、その内側に金属番に括り付けられた
アクチュエータとキースイッチ。 筐体がフレーム等の何らかの役割を兼ねている言うこともなく、ホントに キーの機構を納めるための筐体に徹しています。 |
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筐体側は完全にモナカの皮状態ですので、 外見のデザインを変えるのは大変容易とおもわれますが・・ そういうのはないですね。 | ||
あんの部分です。 スライドレールとなる上面のプラスチック板と キーを支え板金にパッケージングされてます。 これだけでキーボードとして機能します。 |
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背面の板金は打鍵感を決める大事な部分。 キーが押下された力をとめるストッパーの役割をするため、 たわみにくい板金で裏打ちされていることは重要なのです。 このキーボードでは上面のプラフレームに20個ものビスで止められています。 |
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板金を取り外すと、その下からからは絶縁用か、それとも衝撃吸収用でしょうか?
不織布らしきものが見えます。
その下にはメンブレンスイッチとゴム椀アクチュエータが有ります。 上部にあるのはコントローラーです。 |
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コントローラーです。 問答無用でMNBです。 |
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メンブレンシート部を外すとキーのスライドレールが現れます。 画面下にみえるのが メンブレンシート、ラバードーム部とコントローラーです。 このRT6000ではラバードームがメンブレンシートと一体化しています。 |
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下から、不織布(?)、電極シート(下)、電極を絶縁するためのシート、ラバードーム付き電極シート(上)です。
メンブレンスイッチとはパターンが印刷されたシートの間に
穴の開いたシートを挟み、上部から圧力をかけたときにショートするスイッチです。 |
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ラバードームは上部シートにひとつづつ接着されています。 ゴム椀アクチュエータのキーボードはゴム椀を1枚のシートで成型することが多いのですが、 そうすると、キーを押下しきったときにゴムに着地してしまうためどうしても粘りが出てしまいます。 それを回避するためにラバーをひとつづつ接着しているわけで、よってキーをいっぱいに押し込むと板金部にぶつかる道理になります。 |
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キートップは2ピース構成になってます。 スライダー部は摩耗しにくく滑りやすい素材で出来てます。 | ||
キートップを側面から見てみました。 この足の部分がラバードームをまたぎ、板金面へ着地するわけです。 | ||
キートップとラバードームの関係はこんな感じ。 なんだか月面着陸船の大群みたいでちょっとSFチック(笑) | ||
FキーとJキーなのですが、ポジションマーカーももちろん付いているのですが、
なんとシリンドリカルのカーブの曲率も違うのです。 うーん両対応(笑) |
キートップの手触り | シルクのような手触りで、思わず指先で撫でたくなる。 |
打ったぞ感(クリック感) | 大変良好(^O^) |
省指力 | 実はそこそこ力がいるかも・・ |
対腱鞘炎 | なし(至って普通) |
コストパフォーマンス | 打ち心地を考えれば安いでしょう。 |
三猫のおすすめ度 | ★★★★☆ |