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no.049 トラックボールに魅せられて。

モノ>鍵盤>トラックボール 2003年10月02日

皆さん、お久しぶりです。 実に10ヶ月ぶりの猫言更新です。 と、いっても猫日誌のコラム化が著しく、 猫言として書く内容も全部日誌になっていただけなのですが。

ちなみに猫言と猫日誌の大きな違いは二つ、 それは猫日誌はほとんど推敲しないことと、猫日誌はタイトルが無いことです。 つまり日誌は特にテーマを決めないで書きたいと思ったことを書き流しちゃうってことですね。

テーマを決めない、推敲しないってのはやってみると 想像以上に書くのが楽しいです。 たとえて言うなら仕上げをしない鉛筆書きのイラストとか、 塗装をしないでパテ盛り改造だけする模型とかと一緒です。 だけど、あとから読み返すと日本語になっていなかったり、 考えが四散しちゃってたりと余りのひどさに正直書き直したくなることも しばしば。でも「日誌」は後から改竄しないから日誌なので、 そのまま恥をさらし続けています。

・・・と、いきなり大きく脇道に逸れてしまいましたが、 今回のテーマはトラックボールです。

美しいトラックボール

猫日誌でも顛末をつづりましたが、 猫は最近生まれて初めてトラックボールと言う物を買いました。 Kensingtonという知る人ぞ知るメーカの逸品、 Expert Mouseです。

Kensington Expert Mouse
Kensington Expert Mouse

猫がこのトラックボールを買った理由は、トラックボールが使いたかったからではなく、 このExpert Mouseの美しさに魅せられたからです。
直線と微妙な曲線で構成されたシンプルなボディは白い外観と相まって、 胸を打つ美しさがあります。
猫はそのデザインをどうしても手元に置いておきたかったのです。

トラックボールはマウスを超える?

そんな不純な動機でトラックボールに入門した猫ですが、 今ではトラックボールというポインティングデバイスそのものが、いたく気に入ってしまいました。

トラックボールはマウスと同じニッチェの入力デバイスです。 トラックポイントと違い、微妙なニッチェのズレも無いため、 根強いもののなかなか普及しないポインティングデバイスです。

でも同じニッチェのデバイスが細々ながら生きているというのは、 そのデバイスには多数派には無い魅力的なメリットがあるからで、 トラックボールもその類といえましょう。

トラックボールのメリットとして一般的によく言われるのが 「腕の動きがないため、肩や手に負担が掛かりにくい」と言うもの。 確かにトラックボールなら必ずそう言う風に使うんですが、 最近のマウスでも手首を机に付けて指先の方で軽く動かす使い方がかなり一般的になっていて、 こういう使い方をしたときには肩や手の負担に大差はありません。
また、「ボールなので移動感が直感的」というのも確かにその通りなんですが、 このメリットと引き替えにトラックボールは、「慣れが必要」というデメリットも持っています。

人間が「モノを操作する」時の直感は「転がす」ではなく「握る・動かす」です。 だからマウスのポインタ移動は効率はともかくとても直感しやすく、 特にドラッグは「握って、動かして、離す」という感覚をデスクトップ上で再現できる 実に秀逸な操作です。
トラックボールでもドラッグは出来ますが生理的に自然な操作ではないため慣れが必要です。 これはマウスがトラックボールに対して圧倒的に優れている部分です。

つまり機能的な背比べをした場合、 トラックボールはマウスと互角かちょっと分が悪いくらいだよ、ということです。 決してマウスより特別優れているポインティングデバイスではありません。

じゃあなぜトラックボールはこうまでも人を引きつけるのか。 それはマウスでは逆立ちしても勝てないメリットがトラックボールにはあるからです。
猫が考えるトラックボールの最大のメリット、それは操作が気持ちいいことです。

機能としての「気持ちよさ」

「え〜っ、マウスだって気持ちいいじゃない」と言うかもしれません。 ボール式・スクロール全盛期にMicrosoft のIntelliMouseと Logitec のFirst Mouse+が あれだけ人気を集めた主因は絶妙な形状による握りの気持ちよさですし、 最近のマウスはラバー塗装やアクリル、レザーなどの表面素材に気を遣い、 「握りたくなる」気持ちよさを演出しています。

でもマウスの気持ちよさは「握りの気持ちよさ」で「操作の気持ちよさ」ではありません。
キーボードに例えるなら、パームレストの形状がとても良くって 手を置いているのが気持ちいいといったところ。決してキーを打つのが気持ちよいのではありません。

そもそもマウスは操作が「快適に」なることはあっても「官能的」には どう頑張ったってなれません。(ホイールやクリックは別ですが。) なぜなら操作部材料が直接手に触れないからです。

一方トラックボールは操作部材をもろに手で触れるデバイスです。 ボールと指示部の造りによりその操作感は様々で、 高級トラックボールになるとその操作感は正に「官能的」。 別にポインタを動かす用が無くてもついついぐりぐりやってしまいます。(^^;

操作の気持ちよさでは、トラックボールはマウスなんて足下には及ばないくらい優れています。 そもそも人間は本能的に球を転がすのが大好きなんですから、はなから勝負になりません。

操作が気持ちいいヒューマンインターフェイスデバイスは、 「操作でストレスが貯まらない」ではなく「操作でストレスが解消」されます。 この差は作業目的そのものが楽しくないとき(=仕事とか)にとても大きく感じます。
良い操作部材でモチベーションが上がるのなら、それは一つの機能です。
そして「気持ちよさ」が機能ならば、 トラックボールはマウスに比べ圧倒的に「機能的」です。

またキーボードだと「気持ちいいけど疲れる」と「気持ち良くないけど疲れない」の優劣が非常に微妙なんですが、 トラックボールの場合「気持ちよくって疲れない」なんですからまさに非の打ち所がありません。

魅惑の操球

とか色々理屈を付けてみましたが、要するに猫はトラックボールの転がし心地に すっかり魅了されてしまいました、と言うことです。
一度その味を覚えてしまったせいで、 機能的に遜色のないマウスでの操作が物足りなくてしかたがありません。 まさに麻薬的です。 ここまで差があるなら「気持ちよさ」を一つの機能として数えてあげないと、 あまりにもトラックボールに不公平だわ。

もうすっかり中毒患者となってしまった猫は 一つしかないトラックボールを家でも会社でも使うため、毎日持ち歩くハメになっています。 これは近日中にもう一台買ってしまうでしょうね・・。

また困ったことにトラックボールは 形や操作感がマウス以上に自由なため、色々使ってみるのがとても楽しい デバイスでもあります。 つまりキーボードに溢れかえった私の部屋の彩りに トラックボールが加わることはほぼ確実なわけで・・。

いやはや、エラいもんに手を出してしまいました。(^^;

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