三猫OnLine 2002年7月のねこごと
漫画屋の底力。

2002年6月26日

暑い日が続いています。これだけ暑いとぼーっとしている間に時間が赤い彗星の如く3倍速で流れていきます。
・・・シャアってルウム戦役で何隻のサラミスを沈めたんでしたっけ?
と、いうわけでいまさらガンダムAネタです。

ガンダムA第6号が発売になりました。
それにしても、あれよあれよという間に分厚くなっていく様はコミケカタログを彷彿させます。

ガンダムAは当初、ファーストガンダムのキャラデザイナー兼作画監督で、現在漫画家の 安彦良和さんの書く、ファーストガンダムのコミカライズ「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」 を掲載する為だけに雑誌を装った単行本としてリリースされました。
さすがに今では他にも読める漫画が増えましたが、 単行本1冊出すのに雑誌に2回連載すればいいという連載ペースは異常です。

毎回100ページオーバーの連載を許す理由、 それはプロの漫画屋によるガンダムのコミカライズが読めることでしょう。

サイバーコミック、MSサーガ等ガンダムのコミックアンソロジーは今まで数多くありました。
中には松浦まさふみさんのアウターガンダムなど傑作もありましたが、 彼らガンダム漫画家は大きな意味でファンの域を抜け出ることはありませんでした。

条件的にアンソロジーやコミカライズを書く作家は よほど好きではないかぎり駆け出しまたは三流のプロであることが多いですし、 好きである作家はそれでけで読者とおなじファンの位置まで降りてきてしまうので、 作家のポディションとしては同人作家と変わりません。

そんな中で見せる安彦さんの「オリジン」は 圧倒的な漫画力をガンダム漫画界に叩きつけます。

デザインを発注しておいても、それに忠実になる必要はない。
アニメの色分けがあろうとも、それ忠実である必要はない。
アニメのストーリがあろうとも、それに忠実である必要はない
全ては漫画としての面白さ、漫画としての演出の為です。

人物描写・アクション。 トミノ監督はアニメでその天才的な演出力を誇っていますが、 安彦さんは、漫画というフィールドで圧倒的な演出力を 誇示します。

ストーリに手を加え「漫画もいい」といわせるコミカライズは それなりにありますが、 漫画という表現手段でしかありえない演出を魅せる オリジンは間違いなく漫画でしか出来ないガンダムです。 プロの漫画家というのはこういう事が出来るんですね〜。

それにしても今回のオリジンは凄かったです。 特に今回は心理描写が冴え渡ります。
ガルマとシャア、アムロとフラウ。 シーンは確かにTVのものなのに、漫画でしか出来ない演出で掘り下げる。
安彦さんって凄いヒトだったのね。

と、言うわけで、
いろいろ言葉を尽くしてみましたが、 絵の凄さを文章で表すのは、猫にはどだい無理みたいです。(^^;

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続・ともだち。

2002年7月17日

大切な人が死んだからといっていつまでも惚けてはいられないのが 残された者というものでしょう。

三猫です。ようやく落ち着きを取り戻し いろいろ思うところの整理の付いた感じです。

前回の猫言では ネットでのおつき合いでは生きている実感が湧かない。 ゆえに死の実感が湧かないなどと書きましたが、 ようやく彼女の死が実感を伴って参りました。

というのも、彼女のご遺族とチャットをする機会があったためです。

彼女は自分の秘密を包み隠すような所は無かったので ご遺族の話にもこれといった新事実はありませんでした。
そういったことで、彼女の彼女らしさを再確認させられた、といった以上のことはありません。

ですが、ご遺族の口ぶりに生きているしがらみのようなものを ひしひしと感じてしまいました。

現実の人間関係は、血や立場など如何に近い関係であろうとも 単純に彼女を慕えないものなんだな、という当たり前のことを思い出してしまいました。
ご遺族の方の胸のうちには彼女の死への悲しみだけでない 様々なものが渦巻いていました。
そこには、ネットのように理想的な人間関係を結ぶのが難しい 現実での人間関係がありました。
まわりに自分の好きな方ばかりが集まってくるとは限らない、という 現実では当たり前のことです。

ご遺族の方から聞かされた、そんな身内の方と一緒くらす彼女の生き様は 私たちとネットと接するのと変わらぬ態度、変わらぬ彼女でありました。
それが解ったとき、急に彼女の生が現実感をもって実感でき、 そして、彼女の死の重みが急にのしかかってきたのです。

問題はネットの情報量の無さではなく、私の想像力の欠如です。
2つの目が無くては立体視できないように、 2つの視点の一つの情報をもって、彼女の生きていた姿を心に描くことができました。
顔の表情、声などは知らなくても問題はありませんでした。
私には彼女の心の表情の記憶がたくさん残っていたのですから。

私は彼女ともっと一緒に生きたかったし、 あのときこうすれば、という後悔の念もつきません。
ですが、私は幸せでした。

私は私の思うままに彼女と接し、時間を積み上げてきたのですから。 彼女を悼む気持ちに対し引け目を感じることはありません。
私の心の一部には一生彼女が住まい、そうして私も死んでいくのでしょう。
そうした生の最中に、私は他人の心に何人の私を住まわすことが出来るのでしょうか?
そして、そうやって生きられることは幸せなことだと思います。

ですが、現実のつきあいは、身分、立場、血縁、地域などをごった煮にして 人と付きなわねばなりません。
そうして失う友達も、そして、失う自分も多いでしょう。
彼女の死を、彼女と自身の間だけで扱うことの出来ない人がいる。それはとっても不幸なことです。

だから私は幸せです。

彼女は素晴らしい女性です。
私はもう彼女のような女性と会うことはないでしょう。

ですから、またお会いしましょう。

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ともだち。

2002年7月14日

三猫はPSOから生まれた仮想人格です。
それゆえにPSOでおつき合いさせて頂いた友達も多いのが三猫です。

だから、三猫は例え実際に合ったことが無く、ネットだけの友達でも 実際に合っている友人と同じ重みがあると思っていました。
どちらも大切な友達ということには変わりありません。

先日、PSOで友達が亡くなりました。
普段から体を患っていて、 ここ数ヶ月は週末だけ退院してラグオルに来ていましたが それもここ一月程は途絶えていました。
ですから、亡くなったと聞いたときは意外には感じませんでしたが、それでも突然でした。

ただ、あまりにも現実感がなくて。

「死んだこと」に現実感がないんじゃないのです。
彼女が本当に生きていたのかということに現実感がないのです。

私は、生きている彼女を知らないんです。 表情も声も息づかいもなんにも知らない。
知っているのはチャットというテキストデータだけ。
だから、生きている彼女を知らないんです私は。
そんな状態でずっと友達だと思っていた私は なんて情けないやら。

彼女の生きている手応えが、あまりにもつかめてないから
亡くなったと聞いてもあんまり悲しくないんです。

大事な友達の死が悲しくないのがまた悲しくて。
そんな風にしか悲しめない私が申し訳なくって。



ネットゲームって一緒に笑い・怒り・そうやって 実際の世界と同じように時間を共有できるし、時間を共有してきた人は 大切な友達となります。
それはネットだろうと実社会だろうと変わることはがない、友達の原理です。

ですが、ネットでは実社会と違いプライバシーが強力に保護されます。
肉の身というもっとも隠しがたい魂の付加情報すら隠せてしまう、人類が手にした 史上最強のプライバシー隠蔽ツールです。

それは人付き合いに伴うリスクを回避するのにとっても有効で、 浅くつきあうも、深くつきあうも、変わらないリスクで過ごせる空間です。

それゆえ身勝手にふるまう方も多いですが、つきあい始めの一歩が軽く踏み出せるということは いろんな人とお知り合いになれるチャンスが広がったのですから、メリットのほうが大きいと思ってました。

また、肉体という情報を偽れる代償として、心を偽らないことのリスクを回避出来るため、 自己防衛のため嘘と秘密で塗り固めなくはならない現実の人間関係より 心の奥底を吐露する者も多いのがネットです。
そういうネットの性質を私は愛してきましたし、こういう空間もあってもいいと思ってました。


でも、その性質は望む・望まずに関わらず働いてしまうのですね。

自らの全てをオープンにするような人でもネットの特製故に生きているディテールを削ぎ落とされてしまうのかもしれません。
彼女はことオープンな方でしたから、私は彼女の顔、身内のしがらみ、病気のことも知っていますが
そこまで公開されても、生きているという情報は伝わっていませんでした。

それは彼女が生きている時は些細な事でした。
話して、笑って、冒険して、そうやって楽しい時を過ごすことになんの支障もありませんから。

でも今は手の中の虚構にやるせなさを感じてしまいます。

神は肉の身をもって人を創られたゆえ、人に肉の身をもってしかつき合うことしか 許さなかったのでしょうか。



私の大切な友人の、魂の安寧を祈って・・・。

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熱ゴミ捨て放題。

2002年7月12日

人のエゴが地球をも飲み込んでいるこんな時代、 皆様いかがお過ごしでしょうか?
三猫です。それにしても、連日暑いですね〜。

猫が子供の頃は、冬はもっと雪が降りましたし、 夏も夜になれば涼しかったのですが、今では雪のかわりに太陽が降り注ぐ始末。 わずか10数年で大変な変化です。

「これが地球温暖化というものか!?」と思わずトミノ調で叫んでしまう猫ですが、 地球温暖化でこれだけ上がってしまったのならバビロンプロジェクトを待たずに東京は水没です

実はこれ、ヒートアイランド現象のせいだそうです。
首都圏での気温の上昇具合は地球温暖化の実に10倍。大変です!
と、偉そうに言うのは最近NHKスペシャルを見たからなんですが。

このヒートアイランド現象、ドーナッツ化現象と並んで小学校の社会科の教科書に 昔から乗っているとってもポピュラーなものですので、何を今更と感じられる方も多いと思います。

が、ロクな対策をずっとやってなかったので問題は小学生の頃より深刻です。

番組を見るうちに、ヒートアイランド現象の原因である 無配慮の森林伐採、何でもかんでもアスファルトでかためるその根性、 つくづく人間というのは御しがたい、などとふつふつと義憤のわき上がる猫でしたが 現在割合の増しつつある熱源は、そんな猫の義憤を一気に冷めさせてくれました。

ヒートアイランド現象の熱源、それはクーラの廃熱です
森林伐採でも自動車でもアスファルトでもなくって「クーラー」、、
人ごとではなくって、クーラー、クーラー、クーラー・・・。

ああ、そういえば10数年前はウチにクーラーなかったにゃ〜・・・。
ああ、今この部屋はとっても涼しいですにゃ〜・・・。

言われるまで気づかなかったこの事実、クーラーは熱を外に捨てる装置でしたのね。

クーラー問題の本質はフロンガスでも、エネルギー問題でもない、もっと本質的な問題・・ 熱ゴミをただ捨てする機械であるという事なんですね。
捨てて捨てて捨てまくってまくってました、私・・。

なんて事でしょう。かといって今更使うのをやめられません・・。
もうクーラー無しの生活なんて考えられません。 会社でクーラー切れば仕事になりませんし、暑くて仕事にならない時期を「夏休み」にしても 家庭でクーラーを使うので意味はないでしょう。

結局環境問題なんて、エゴが言わせる虚構なんですね(TT)
人類の業は地球をも飲み込んでいくんだにゃ〜と赤い軍服のおじさんのように考えてみる暑い一日でした。

と、言うわけで
それとも人類の英知はそんなモノだって乗り越えられるのでしょうか?

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ガンダムSEEDは「機動戦士」か?

2002年7月11日

最近猫言にアニメネタしか書かない三猫です。
いろいろネタはあるのですが、秋の番組改編を見据えた時期だけに 旬のネタがアニメになってしまうという、どうしようもない生活を送っています。

今回のお題は新ガンダム「機動戦士ガンダムシード」です。
10月スタートのTVガンダムです。
シードといっても胸に勾玉がついている半分植物な人たちが活躍したりはしません

公式サイトから番組キャッチを引用してみました。

C.E.(コズミック・エラ)70・02・11
経済的な軋轢から始まった地球連合(ナチュラル)とザフト(コーディネイター)の対立は泥沼化し、両者は終に最期の外交手段に踏み切った。
すなわち、開戦である。
そして、物語は、その約1年後から始まる。

中立国家の資源衛星「ヘリオポリス」を突如襲ったザフトのMS部隊。それは大西洋連合が極秘裏に製造をしていた連合側初のMS「ガンダム」を奪取するためであった。
電撃的な作戦はほぼ成功し、ザフトは4機のガンダムを手中にした。
その戦闘に偶然巻き込まれてしまった工業カレッジの学生、キラ・ヤマトは爆炎の中、かっての親友であるアスラン・ザラと出会う。
血塗られた哀しい再会。
望まぬうちに同朋であるアスランとコーディネイター達を敵に回してしまったキラ!
大儀のためキラを撃とうとするアスラン!

1対4。ガンダムVSガンダムの死闘が始まる。

と、あるように
このガンダム、宇宙世紀ものでは無いようです。

宇宙世紀ものより若干おもちゃっぽい主役ガンダムのデザインも、「ガンダム4体」という設定も平成ガンダム3部作によく似ています。
設定も親友が闘い合うという状況ですし、監督もサイバーフォーミュラの福田己津央さんなので、 やおい展開もバッチリそうなのも平成ガンダムを彷彿させます。

トミノガンダムの信奉者で、宇宙世紀物のほうがなんとなく好みの猫としては ちょっとガッカリですが、Gガン、ウイング、GXと それなりに楽しめたのですから、 文句をいいながらも毎週見ることは確実でしょう。

そんなこんなで、作品そのものにはそれほどつっこみ所を見いだせない猫ですが、 それでもタイトルに冠される「機動戦士」という言葉には大いにつっこみたいところです。

今まで、「機動戦士」という冠言葉は初代ガンダムと同じ「宇宙世紀」の世界観を 持った作品にのみ許されていたもので、
そのため世界観の違うGガンダム、ガンダムW、ガンダムXは それぞれ「機動武闘伝」「新機動戦記」「機動新世紀」と、 まるで引っかけ問題の選択肢のような名前をつけられて来ました。

漢燃え、男の子萌えで好調だった平成ガンダムも、 第3弾のガンダムXは打ち切りの憂き目に合い、
一方「機動戦士」を冠する宇宙世紀ガンダムはゲーム・プラモと 既に社会人となっている大変大きなお友達に異様なまでの大好評な昨今ですから、 売るために「機動戦士」の名前が欲しいのもわかります。

サンライズ側としたらターンAで全てのガンダムが同一時間軸状に帰したのだから、 パラレルガンダムものでも「機動戦士」をつけてもよかろう、という見解なのでしょう。

ですが、それだったらつけなくても良いのでは?とおもってしまいます。
「機動戦士」で宇宙世紀物好きのユーザーを騙してもどうせ一度みればバレちゃうんですから

それでも現在の「機動戦士」のメインユーザーの望む、軍記ものアニメと仕上げるならともかく、 制作方針は平成ガンダムモノとおなじ、「新たな視聴者の開拓」かと思われます。

08小隊もそうだったですが、 売るために姑息な手段をとると「騙された」とおもったユーザーが拒絶するため かえって売れなくなるというのが解らないのでしょうか?

「ガンダム」は既に子供向けロボットの代名詞から、 大人向け娯楽作品の代名詞に成長しています。
そういった市場ですから、売れそうなことをなりふり構わずするより、 いかにブランドを守るかということの大切さをここらでいい加減解って欲しいものです。

とはいえ、制作陣には罪は在りません。 面白いものに仕上がってくれるのを祈りつつ、猫は誠心誠意応援させて頂きます。(^^;

と、言うわけで、
ガンダムを知らない方にはどうでもいい今回の猫言でした。(笑)

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キングゲイナーのススメ。

2002年7月9日

オーバーマン キングゲイナーをご存じでしょうか?
この秋、WOWOWで放送されるトミノ監督(ガンダム原作者)の最新作です。
先日、このキングゲイナーの第一話が特別先行されました。

キングゲイナーは近未来、地球の環境破壊の反省により環境の良い土地は 動植物にゆずり、人類は僻地とよばれる地域にドーム上の都市を造って暮らしている時代が舞台です。
なんといいますかターンA、といい既に人類が粛正された後、とか シャアの理想がかなった後といいますか、近年のトミノものは 「それから」になっているとおもいます。
人類が良い方に向かうという大前提に立てる解脱後のトミノ監督ならではです。

そしてトミノ監督の天才を確認させられるのは、 またしても全く新しいロボット像を生み出したところです。

今回の主役機キングゲイナーは髪の毛付きです。
全身の外見も縫いぐるみか宇宙服の様で、顔もひも状の模様が変化して表情が付くという、 なんとも印象にのこるデザインです。

これだけ列挙するとイロモノのようですが、 実際に動いているところをみせられると、カッコイイ!面白い!! 動くと説得力のある演出というのがトミノ監督ならではで、すっごい良い感じです。
早くもプラモデルが欲しくなってしまいました

それにしても前作のヒゲといい今作の髪の毛といい毛にたいするこだわりは本人がスキンヘッドになったからでしょうか

毛はともかくとして、1話のクォリティの高さもトミノ監督ならではです。
ぐいぐいひきこまれてわくわくする、ん〜っ素晴らしいです!

トミノさんといえばいきなり世界観用語が当たり前のようにつかわれる 視聴者に不親切な作劇をしますが、 以前のように不快感を催すものではなく このキングゲイナーでは映画の手法で使われるような世界観にひきずりこんでいく力として つかわれます。

そして、このキングゲイナーの最大の魅力は、 面白そうであるのはもちろん楽しそうと感じさせる点でしょう。
それは始まりのワクワク観(希望感といいますか)は ガンダムの名を継ぐ作品の閉塞感とはまったくちがうものです。

富野由悠季という天才の、渾身の最新作。
それがこれから見れると思うと胸の高鳴りが止まりません。

と、言うわけで、
キングゲイナー、絶対見ましょう!
見ないあなたは、おしおきよ♪ ・・・あぅ〜

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朝霧の巫女、始まる。

2002年7月3日

ハロ〜エブリニャン、皆様。
三猫です、ご機嫌いかがでしょうか?

今日のネタは「朝霧の巫女」、アニメ化です
原作は、宇河弘樹さん作「朝霧の巫女」は少年画報社 ヤングキング アワーズに連載中の漫画です。

主人公とヒロインの可愛いラブラブも猫の好みのど真ん中を 直撃ですが、サブタイトル「平成稲荷物怪録」が示すように 付け焼き刃的でない、しっかりとしたオカルト描写ももった、 とっても猫の好みなお話です。

表向きは学校に巫女委員会ができるなど至ってのぽぽんな 萌え系コメディタッチで進行しています。
とは言う物の油断は出来ません。

というのも、宇河さんは萌えからスプラッタまでと芸風が広い作家さんです。

もともとこの「朝霧の巫女」は、 以前に書かれた読み切り作品、単行本「妖の寄る家」収録の 昭和霊異記 三部作と世界観を共通とする続編で、 昭和霊異記の最後を飾る「山を魅る子」は 目玉をくりぬかれ、人体はまっぷたつになり、挙げ句の果てに物怪が人を喰らうわPG-12指定相当の残虐な描写を持ち合わせている ハードなオカルト物です。

あくまで今のところはコメディとセツナサ炸裂の安心進行ですが、 猫はストーリが急展開し、スプラッタなハードオカルトが見られると重うと 背筋がぞわぞわしちゃうくらい楽しみです。

さて、猫としては、 この「朝霧の巫女」の中で注目したいのが、 アギトです。
といっても仮面ライダーではありません

「朝霧の巫女」の中にちょっとばっかり 神剣「顎(あぎと)」が登場します。
あやしい登場人物の弁によると
「刀匠のジーニアス メイドバイ洞雪(どうせつ)のこの刀
 魑魅魍魎 良縁奇縁カットするいいます!」 だそうで、(^^;

「出雲大社国造(こくそう)から賜った神剣が!」 このあと呆気なく折れてしまうあたり、
偽アギト!?と思わずつっこんでしまうのは PSOファンとしては当然の所(笑)
・・・と、まあ話はだいぶずれましたが、 なにやら期待できそうかな、と思う次第です。
(強引・・・^^;)

と、言うわけで、
「朝霧の巫女」はTV東京系、7月3日(水) 深夜26時50分〜27時05分放送開始です。(全26回)

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