三猫OnLine 三猫ヘッドライン[2004年08月]

mi-neko HeadLine//三猫ヘッドライン//

2004年08月26日

【写真】リコー、R1の血を受け継ぐ厚さ1inchのデジカメ。

28〜135mm(35mm換算)の4.8倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ「Caplio R1」が発表されました。 これだけだったら単なるふつうのデジカメですが、 25mmのボディ厚と35mm判28mm相当の画角を持ったレンズ、 そしてあからさまに「R1」を名乗る製品名称、うん、これは デジタル判リコー R1という位置づけかしら。

リコーR1は35mmフィルムのパトローネ厚と同じ 25mm (1inch)」という ボディ厚と、30mm(ほんとは28mmにしたかったんでしょうけど・・)というマニア受けする焦点距離で 一世を風靡したコンパクトカメラ。ちなみにフィルムと同じ厚さなのに どうしてフィルムを入れられるかというと、フィルム室の部分だけ 出っ張ってたんです。(で、ちょうどそこがグリップになるようになってました) 後にこのボディをたたき台に 超高画質のGRレンズを搭載した プロ用コンパクトカメラ「GR-1」を発売し、 リコーの名を「高品質・高画質」と印象づけました。

リコーR1は猫も愛用してます。薄いというのは本当によいことです。 このR1はパノラマ時にワイドコンバータが挿入され24mm相当になる 「ワイドパノラマモード」があるのですが、 このときフィルムを覆ってしまうパノラママスクを取り除いて純粋な24mmコンバータとして 使えるようにする改造が流行りました。 (猫もご多分に漏れずこの改造をやった口です。) ――って、どうでもいい話ですね。(^^;

リコーの本気度の伝わってくるこの新製品、 かなり魅力的です。うにゃー、速く店頭デモをさわってみたいです。

【写真】ペンタックスからとてもカッコいいスイバル機、登場。

ペンタックスは、35mm判換算で35.6〜107mmのレンズと 1/2.5inch 500万画素CCDを搭載したデジタルカメラ「オプティオ X」を発表しました。 これだけだとやっぱり普通のデジカメですが、本機はなんとスイバルボディなんです。

スイバルというと、ニコンのお家芸だったわけですが、 最近は等のニコン自身が全然新製品を出していません。 猫は熱狂的なスイバルファンだったりするので、とても寂しい限りですので、 これはとてもうれしいです。

さて、肝心のオプティオXですが、 シンプルでかっこいいデザインがとても素敵です。 が、ちょっと意外なのがスイバルなのにレンズが沈胴式であること。 スイバル機のメリットにはボディ長辺向きにレンズを配置することで レンズを縮めなくてもそのまま使えることがありますが、 本機の場合は単にフリーアングルであるメリットだけに注力したようです。 その割り切りが素敵だわっ♪

【オタ】日本のオタクは285万人。

野村総合研究所の調査結果によると、 「アニメ」「コミック」「アイドル」「ゲーム」「組立PC」の5分野における 日本のマニア消費者層の市場規模は、285万人なんだそうです。 内訳は、「アニメ:20万」「コミック:100万」「アイドル:80万」「ゲーム:80万」 「組立PC:万」で、市場規模は推定2,900億円とか。

285万人と聞いたときは「うわぁっ」と、思ったものの、 アニメが20万人と聞くと「あれっ、ちょっと少なすぎない?」 と思ってしまった猫は、やっぱり年に2回、40万人からのオタクが集合する様をみているからでしょうか。

ただ、算出に用いた指標は微妙で、 例えば「アニメ」の「タイトルあたりのDVD売上枚数」は、 マニアは録画の方に血道を上げる傾向のあることや(だって情報遅れるもん)、 日本のDVDのあまりの高価格を考えると、ああ、大分ねぐられてるんでしょうねと思いますし、 同人誌即売会の参加者数でコミックマニアを算出するのはどうかと思いますし。 (だって、アニパロ同人誌買う人って、アニオタだと思うのですよ) 少なくともカテゴリ間のオタク数比較には使えない数字です。

しかし、プロフィールがすごいです。 例えば、アニメマニアは、

TVアニメやOVA、アニメ映画の視聴を日課とするアニメ好きな層。 TVアニメ番組を週2桁以上録画する人が多く...。

ですとか、ゲームマニアの

生活時間のほとんどをゲームに費やしているヘビーユーザー層。

ですとか・・。アイタタタ(^^;。組立PCマニアに至っては、

文書作成などPC本来の使用目的を忘れ、組み立てる行為が目的化している層。 余暇時間や可処分所得の多くをPC組立に投下。 リッチマニアは、(中略)インストールしベンチマークが取れたら、翌週には中古ショップで売り抜け、次のパーツを物色する。 ジャンクマニアは、(中略)ロースペック機に最低限の機能追加を繰り返すため、不要パーツの資産価値は小さい

など、酷い言われようです。・・・ホントのことなのが、よけい悲しいのです。(TT)

2004年08月11日

【技術】樹脂基板上にセラミック膜でパターン形成に成功。

富士通研究所は、 産業技術総合研究所と共同で樹脂基板上に 高誘電率のセラミック膜を形成、多層化することに成功しました。

セラミックスは「焼き物」ですので形成に高温を要求されます。 一方ガラスエポキシ基盤などのエポキシ系の樹脂基盤の耐熱温度は300℃くらいで、 セラミックスのパターンを形成するのは困難です。 しかし、今回セラミック膜の低温形成技術を世界で初めて開発し 樹脂基板上にセラミックスを用いたパターンを形成することに成功しました。

セラミックスでパターンを形成できると何が嬉しいかと言うと、 なんと言ってもセラミックコンデンサを基盤パターン上に形成できること。

電子回路は電子の運河のようなもので、 電子部品が電力を消費するとそのままでは運河の水が干上がってしまいます。 そうならないようにする電子のため池として用いられるのがコンデンサで、 そのため、回路のあちこちに配置されています。 このコンデンサがプリント基板上に印刷できちゃうのですから、 将来のプリント基板像は大きく変わってしまうでしょう。う〜ん、凄いっ!

コンデンサだけでなく、 アンテナやフィルタといった他のセラミック製素子をPCBやパッケージ中に 集積できれば、とても小さく、安くなります。夢がぐんぐん広がるわ。

今回の実験は夢の第一歩ですが、 今後も実用化に向けて開発を進めていくとのことです。

【生物】ゴリラ、手話で歯痛を訴える。

多分、史上初めてのゴリラの「問診」です。

サンフランシスコ郊外にあるゴリラ財団で、 手話を離すことで知られるゴリラの「ココ」さん(♀/33歳)が、 手話で口が痛いを訴え、歯科治療が行われました。

ココさんは 7月4日すぎから飼育係らに痛みを訴えはじめました。 そこで飼育係たちは1〜10までの数字の表で痛みの度合いを質問すると、 ココさんは「とても痛い」を示す9や10を頻繁に指すようになったため、 歯科治療を行ったそうです。

ちなみに歯科治療は勿論全身麻酔になるため、ついでに全身の診察も行ったのですが、 このときココさんは担当医たちに会いたいと要求したそうです。

動物の体調が悪いとき、「あぁっ、言葉がわかったらっ!」と思う経験はよくあると思うのですが、 本当に言葉がわかると便利ですね♪

【天文】明日はペルセウス座流星群。今年はよく見えます(多分)。

8月12日から13日にかけて極大を迎えるペルセウス座流星群ですが、 今年は月明かりの影響がなく好条件なんだそうです。

今回の見所はなんといっても例年以上に活発に星が落ちる(かも)ということ。 8月12日午前5時50分頃(日本時間)に、通常よりも活発な活動が見られる可能性があるという予測もあり、 これがあたった場合は 12日の明け方にかけて流星数が増えていくかも。 また、月面に流星体が衝突して発光する現象「月面衝突発光」が見られる可能性もあります。 残念ながらこの月面衝突発光は観測がちょっと大掛かりで、 「にわか天文ファン」が夜空をなんとなく見上げているだけでは見れなそうですが。

とにもかくにも、楽しい天体ショーです。 ああっ、コレがあと数日ズレてくれればコミケの開場待ち行列で流星群だったのに・・・。

2004年08月05日

【生物】始祖鳥はホントに鳥でした。

飛ぶにしては、胸の筋肉が発達していないことや、 保温のために羽毛を持つ恐竜が居たことから、 「ホントに鳥?」と疑問をもたれていた始祖鳥ですが、 この度めでたく鳥であることが裏付けられました。

要するに飛べるか飛べないかと言う話なのですが、 ハードウェア、つまりからだの構造は微妙でどちらとも取れると言うもの、 ならば飛ぶためのソフトウェアを動かすために必要な脳を調べればいいんじゃん? ・・・ということで英自然史博物館の化石をCTスキャンし、 脳の三次元イメージを再現したところ、 飛ぶために必要な特徴――「視葉」が大きく発達し左右に分かれていること、 三半規管の長さなどが鳥類とほぼ同なこと、から 始祖鳥が飛ぶために発達した脳を持っていることが裏付けられました。

結局「飛べない始祖鳥はただのトカゲ」の汚名を挽回できそうな感じですが、 逆にこれだけ発達した脳を持っているとなると、 「鳥」はよくても「始祖」ダメです。

【生物】クジラの骨を食べるミミズ。

とてもグロテスクな外観から、もうすでにメジャーになりつつありますが、 クジラの骨を食べる環形動物(ミミズの仲間)が見つかりました。

「貪り食う」と言う意味でOsedax(オセダックス)と名づけられたこのワームは、 緑色の根のように見える部分とチューブ状の部分からなり、チューブの部分は大きいもので ヒトの人差し指ほどの大きさになるそうです。 カリフォルニア州沿岸、モンテレー湾の海底でコククジラの死体に根を張っていたところを 発見されたのですが、 その生態も見かけに違わずグロテスクで、 上記で紹介した外観を持つのはメスのみで、 オスのサイズは0.2mm程。

このオスはメスの卵管内に生息し、口も消化管もないため 体の中に蓄えられた脂肪分豊富な卵黄を糧に生き延びているという徹底ぶり。 要は「精子が詰まっているだけの生きている小胞」なのですが、 これが大きいメスだと体内に100匹以上宿していると言うから なんともまぁ・・・・(^^;) です。

ちなみにDNA分析の結果、約4200万年前に分岐した2つの種がいることから、 このOsedaxは新しい属になるそうです。

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