三猫OnLine 三猫ヘッドライン[2004年06月]

mi-neko HeadLine//三猫ヘッドライン//

2004年06月11日

【生物】犬はモノの名前を理解します。

犬にも基礎的な言語能力があり、その程度は人間の3才児程度です。 ――といった研究成果が発表されました。

これは独マックスプランク研究所のチーム ボーダーコリー犬の「リコ」さんを対象とした実験結果。 リコさんは「取って来い」の練習を通じて、 ヌイグルミやオモチャの名前を覚えてしまったようで、 研究チームはこれに注目。

その結果、リコさんは200種類以上のものの名前を知っていて、 また消去法(新しい名前を「取って来い」といわれたとき、 そこに一つだけあった知らないモノがそういう名前に違いない) による新しい名前の学習もしたこと。

犬が「名前」という概念を理解すること、 それを学習できること、記憶しておくことが出来ることが確認された 今回の実験は、犬を飼っている人ならば漠然と「そ〜よねぇ」と思う結果です。

猫も愛犬「犬子さん」を飼っているのですが、 やっぱり言葉を理解してるような気がします。 「犬ばか」と言ってしまえばそれまでだったのですが、 今回の研究はそんな犬バカ発言を強力に後ろ盾してくれる素晴らしいものです。

とはいえ、3才児程度の言語能力ですか。 コミュニケーション能力は永遠の3才児ということになりますが、 ふみふみ、道理でいつまでも可愛いわけです。

【医療】妊娠中のアスピリン服用で リビドーが低すぎる息子が!?

出産を控えた女性がアスピリンを服用すると、リビドー(性的衝動)が並はずれて低い息子が 生まれるかもしれないそうです。

これは、ラットを使った研究によるもので、 妊娠中のラットに出産前後の2週間にわたってアスピリンを飲み水にまぜて与えたところ、 このラットから生まれたオスの仔は、 正常な仔に比べると「性的行動の開始が遅れる」 「マウンティングするまでの時間が2から3倍長くかかる」 「また交尾や射精もうまくできない」など、 性的衝動の方は成熟しないままだったそうです。

アスピリンはプロスタグランジンの濃度を低下させる効果があり、 この研究はプロスタグランジンが脳の発生に関わっていることを示しているそうで、 脳の性差をつくる仕組みに関わっているのではと推測されます。 これを検証するため、メスの新生仔ラットにプロスタグランジンを投与すると、 オスのような性的挙動(つまり、メスにマウンティングしたり交尾しようとしたり)を示したそうです。

アスピリン、プロスタグランジンともに人間にも投与されるお薬です。 アスピリンについては人間に投与する相当量でこのような効果が得られたことから、 ヒトでもこの仕組みが働くなら、既に「被害者」は沢山いると思われます。

2004年06月09日

【医療】医師のネクタイは病原菌だらけ。

お医者さまは危険です。

アメリカの医学生の出した論文によると、患者を診療する医者のネクタイには病原菌が付着している率が高いそうです。 実験によると、患者と接触する医者らを調べた結果、42人中20人と半数近い方から1種類以上の伝染性病原菌が確認されたとのこと。 患者と接触しない病院の警備員の場合は10人中1人からしか伝染性病原菌を確認できなかったのですから、 これは結構な高確率。

院内感染を防ぐためネクタイを外せ、なぁんてことになりますが、 ひらのあゆ さんの4コママンガ「ラディカルホスピタル」の榊先生みたいに、 かえって不潔そうに見えたりして・・(^^;

【技術】Microsoft、統合開発環境のタスク一覧で特許取得。

なんでもかんでも特許になってしまうのね。

Microsoftは「合開発環境内で利用するタスクリストウィンドウ」特許を取得しまいた。

これは現在 Visual Studio .NET に実装されている機能で、 コンパイルエラーや構文エラーのほか、開発者が任意に設定した「やること」、 ソースファイル中の「やること」コメントを集約し、「タスクの一覧」に表示します。

// TODO ここにXXX処理を入れとくこと!

のように書くだけで構文エラーなどと同じ箇所に一覧で表示されるのは インパクトがあるし、強制的に確認させることができるしで 結構便利なのですが、 これで特許が取れるというのは正直ビックリです。

2004年06月07日

【天文】130年ぶりの金星の太陽面通過、いよいよ明日8日午後に!

6月8日の午後、金星が太陽を横切る太陽面通過現象が起こります。 太陽の表面を金星が黒い点となって動いていく様子を全国で観察することができます。 この現象が日本で見られるのは、1874年以来、実に130年ぶり、 世界的にも122年ぶりのレアな現象です。

ただ珍しいというだけでなく、この金星の太陽面通過現象は、 太陽と地球の距離(天文単位)を求めるためのデータとしてその計測が世界中で行われた、 ロマンがいっぱいつまっています。

どうやってこの現象で地球と太陽の距離を求めたかと言うと、 世界中のあちこちで 太陽の上を金星が通過するときその入りと出について、 (1)太陽と金星の淵が触れたとき (2)太陽と金星の淵が離れたとき の時間を正確に測り、 その「視差」を求めることで距離を求めようとするものでした。

前回、前々回、前々々回では、なだたる天文家・冒険家がこの現象を観測しましたが、 今はもう惑星間の距離はかなり正確にわかっているので、 学術的な価値は失われていますが、 そのロマンは衰えることはありません。

例えば、天文単位を求めようとした天文学者や冒険家を苦しめた「ブラック・ドロップ現象」。 クック船長が発見したこの現象は、金星と太陽の接点に触れそうになると その淵の間に黒い影が落ち込む現象で、 淵の触れる瞬間・離れる瞬間の正確な時間を計ろうとした彼らを苦しめました。

このブラック・ドロップ現象はクック船長の時代には金星の大気のせいでは?と 考えられましたが、それは原因ではないらしく、正確なメカニズムは未だ不明です。

なんだかあいにくのお天気ですが、 是非是非観測にチャレンジしてはいかがでしょうか。ストップウォッチ片手に ブラック・ドロップを見て、世紀を越えた悔しさを共有するのもロマンですよ♪ (もちろん太陽を直接見ないように気をつけてくださいませ。)

【ゲーム】トゥルーファンタジーライブオンライン、開発中止。

Microsoftはトゥルーファンタジーライブオンライン(TFLO)の開発を中止すると発表しました。

発表からもう2年くらい経つのでしょうか? 完成度を理由に延期、延期してきまして、 今冬発売に向けてようやくβテスト開始っ!というフェーズだったのですが、 あえなく開発中止。うーん・・・。

開発中止の理由として「今冬発売を目指し開発を続けてきたが、斬新なオンラインゲーム体験を提供できる状態への進捗がいまだ見込めない」 とコメントしてますが「斬新なオンラインゲーム体験を提供できる状態への」って所がよくわかりません。(^^;

猫も結構期待してただけにちょっぴり残念。 XBox買って待っていた人は本当にご愁傷さまです。

【ゲーム】タイトー、PCそのままの業務用基盤を発表。

タイトーは、PCまんまのアーケード用基盤「Type X」、を発表しました。

スペックは、 CPUにCeleron 2.5GHz、チップセットはIntel 865G、ビデオカードはATI RADEON 9200SE と、まんまPC(笑) OSとしてWindows XP Embeddedを搭載し、Direct Xを使ってゲーム作成、HDDで配信 (コピー防止にUSBのドングルを使うそうです)と、 なんだかアーケードゲームもここまで来たかという感じです。

実はタイトーの360°3Dアクションが売りのサイキックフォース2026(1998年)で使われていた WOLF基盤は、当時のPC用ハイエンドビデオカードVoodooだったり、 AT電源コネクタがあったりと、これもかなりPCのアーキテクチャ。 (だからPC版のサイキックフォースはVoodoo系のビデオカードでプレイすると、 アーケード版そのものになります) だから、こういったPC路線はお家芸といってもよいかしら。

もちろん当時はハードウェアアーキテクチャがPCしてただけですので、 今回のDirect Xが使える環境というのはやっぱり驚きなのです。 問題は参入企業をどれだけつかめるかですが、割り切れば安くて綺麗なゲームが作れる このシステム、ひょっとしたら化けるかも。

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO