三猫OnLine 三猫ヘッドライン[2003年12月]

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2003年12月12日

【ゲーム】セガ、サミーの子会社に。

いろいろあったセガの合併劇ですが、 最終的にはCSKがサミーにセガの株式を譲渡し、サミーの子会社になりました。

前回のサミーとの合併劇は、親会社CSKが自分の業績悪化をごまかすため、 セガとサミーと合併させ、セガ株の株価上昇を目論んだというのが真相。 (でも、あがらなかったのが悲しいところ・・。) ところが、サミーと合併したらセガはゲーム会社として駄目になると、 ナムコが合併に名乗りを上げ、この話をお流れにしました。

ところが今回は合併どころかサミー傘下になってしまうわけで、 早速サミーの社長、常務さんがセガの取締役になるそうな。

サミーのビジョンを見ると、 パチスロはもう成長しきったから、 ゲーム事業に新天地を見出す・・、みたいなことを言っていますが、 このゲーム不況のさなか、果たしてうまくいくのやら。

もしかしらた、もうセガは駄目になってしまうのかもしれませんね。

【技術】ミカンサイズのPC Designed By トロン。

BTRON (PC用トロン)である超漢字でおなじみの パーソナルメディアは、 ユビキタス向け(?)トロンエンジンT-enging を利用した極小サイズのキューブ型PC T-Cube(仮称)を発表しました。

このPC、とにかくホントに小さいんです。
1辺5cmのインパクトは強烈で、 元記事ではミカンサイズと紹介されていますが、ルービックキューブそのものの大きさというか、 下手をするとマウスの方がおっきいというか、 なんというか、そう! 理由も無く欲しくなってしまうサイズです。

短期間(プレスリリースによると3週間ほど)で 超漢字用 ブラウザ、ワープロ等が移植できたとのことですので、 なかなか実用的なキューブPCになりそうですが、 残念ながら販売価格の20万円はちょっと払えそうも無い感じ。

T-Cube自身を製品として売るのが主目的ではなく、 T-Engineを使った製品用のアプリケーションを先行開発するための環境としての 販売価格なのですが、 5万円だったら爆発的に売れとおもいますし、十分商売になると思うのですが。 どうでしょう、パーソナルメディアさん?

【科学】「一次元金属は冷やすと電気抵抗が大きくなる」との予言、カーボンなのチューブで確認

長さだけで幅や厚さを持たない「一次元構造」をした金属は、通常の金属と異なり、 極低温にすると電気抵抗が上がり、絶縁体になる。

「朝永理論」が予言したそんな金属の特殊な振る舞いが カーボンナノチューブによって53年後に実証されました。

この理論を唱えた朝永振一郎さんは日本で二人目のノーベル物理学賞受賞者。 「朝永(のくりこみ)理論」は量子電気力学上の有名な理論で、 このくりこみ理論によって 解かれた量子力学の問題は多いみたいですが、 その理論を具体的にどう応用すると「一次元構造の金属」云々になるかは、 結局さっぱりわかりませんでした。(TT)

と、いうわけで猫には「朝永理論」の具体的なところは わからなかったので、 人間っていうのはわずか53年で「一次元構造の金属」なんていう 非現実的なものを作れちゃえのね〜、という部分にしか感心できなかったのですが、 なんにせよ凄いということで、ゆるしてくださいませ。

【科学】頑張ったんだけど・・、火星探査機「のぞみ」、無念のリタイア。

「我に七難八苦を与えたまえ」・・と、言ったかどうかはわかりませんが まさに少年漫画の主人公のように次々と難関にめぐりあい、な火星探査機「のぞみ」ですが、 とうとう、リタイアしてしまったそうです。

「のぞみ」は1998年に打ち上げられましたが、 打ち上げの際のトラブルで燃料を使いすぎ、予定の経路では火星にいけなくなりました。 そこで地球の重力を利用して加速する「スイング・バイ」を行うため航路に変更、 ちょっと遠回りで当初の予定の4年遅れだけれど、一路火星を目指していました。

が、2002年4月、太陽フレアの影響で電子部品が焼きつきましが。 もはや絶望的かと思われたのですが、そんな満身創痍な状況にもかかわらず 見事スイング・バイを成功させました。

しかし火星に到達するまでに、ショートした回路を焼ききらないと 燃料を暖めるヒータが動きません。 火星近辺では燃料が凍り付いてしまうため突入へのリミットである 2003年12月9日までになんとしても電子回路を復旧しなければなりませんでした。

そして、今のぞみは火星の近くにいるわけですが、 電子部品の復旧はかなわなかった為 いろいろ頑張ったものの結局 火星突入はかないませんでした。

残念ですし、失敗は失敗です。 でも猫は、これは誰かを責めるような失敗ではないと思います。
宇宙探査機「のぞみ」とそれを支えたスタッフの皆さん、 本当にお疲れ様でした。

2003年12月04日

【PC】薄く軽くなったX。ThinkPad X40 発売。

12インチ液晶のB5ファイルサイズノート ThinkPad Xシリーズに 新機種ThinkPad X40が登場です。

このThinkPad X40 は前機 X31から20%小さくなり、重さも400gの軽量化に成功しました。 厚さも最厚部で26.9mm、最薄部で20.9mmとかなり薄くなりました。

10.5インチの薄型液晶を搭載したsシリーズが途絶えてから、 モバイルThinkPadを一手に引き受けていたXシリーズですが、 もともとXは1スピンドルのパワーモバイルという位置づけでしたので、 小さくてより持ち運びに適したThinkPadは長い間空座でした。

今回のX40は Xの名を持ちながらもコンパクトモバイル路線を引き継ぐもので、 今後もパワーモバイルのX30系と併売されるとのこと。

s30を愛用する猫はやっぱり「s40」の出現を希望するのですけど、出なさそうですし、 このX40に心引かれています。

発売日がクリスマスイブというのも粋よね〜♪

【写真】ニコン、普及型デジタル一眼レフD70を発表。

EOS Kiss Digitalでキャノンの一人勝ちかと思われた普及型デジタル一眼レフ市場にニコンが殴り込みです。

ニコンは普及型(と思われる)デジタル一眼レフ D70 を発表しました。 とはいうものの、外観デザインとニコンDXフォーマットを採用していること、 レンズマウントがFマウントであること以外一切不明、 名前とデザインから普及型と推測されるけれど、 ほんとに普及値段で出るかは不明です。

デザインはニコンD2Hの意匠を身に纏う物の かなりのチープさが漂うもので、ちょっと不安だにゃあ・・(笑) 結局はお値段勝負の機種になると思います。

発売日は2004年春・・とのことですが、 これは春にはでないにゃあ・・と思っちゃう猫でした。

2003年12月03日

【三猫】FC2Web、ページ頭に広告?を挿入。

FC2Webによると、12月1日からの一ヶ月間、 全てFC2Web無料ユーザのページにアクセス解析のためのタグをページ先頭に挿入するそうです。

何故挿入するかの説明が一切ないため、詳細は不明ですが、 どうやら広告を不正に画面下に下げるユーザの洗い出し(兼いやがらせ?)の為のようです。

この表示、 FC2Webトップページで「ページ最下行に一行だけ広告が入る」と明記しているにも関わらず 事実上「FC2無料サービス」の広告になっていることや、 上書き状態で表示される為、ページロゴやハイパーリンク等を覆い隠してしまうこと、 フレーム内の全てのページに対し表示されるなどの「質の悪さ」が問題になっています。

FC2は以前から無料サービスのユーザを軽視する傾向にあるため、 このままなし崩し的にページ上部への広告挿入を行うことも懸念されています。 FC2の顧客の見方が問われる問題だけに、今後の動向に注目です。

と、いうわけで三猫OnLineの全てのページには右上に見苦しい「FC2:無料サービス」の表示が挿入されています。 なかなかうっとおしいと思いますが よろしくお願い致します。

>>FC2Web
【写真】Laica、アナログっぽいデジタルカメラを発売。

ライカは、見た目や操作系が 銀塩レンジファインダーカメラに似ているデジタルカメラ 「DIGILUX 2」を発売するそうです。

本機はクロームシルバーとシボ革の「いかにも」な概観に加え、 本体上部にシャッターダイヤル、レンズ鏡筒にズームリングと絞りリングを備えた 「アナログカメラ」な概観、操作部材を備えています。
液晶+電子ダイヤルが嫌いなユーザでもOKな始めてのデジタルカメラのため、 注目があつまりそうです。

かなりかっこよいデザインなのですが、ライカにしては少々角張っているのと なんかボディがやたら分厚つく見えるのですが、 Xシューから考えるにシャッターダイヤルが小さいためそう見えるだけかも。 手にとって見ると案外ミノルタCLEみたいな感じかしら?

気になる発売日ですが 2004年の2月を予定しているそうです。

【宇宙】H2A打ち上げ失敗。どうなる日本の宇宙開発。

宇宙航空研究開発機構は 11月29日、H2A 6号機の打ち上げに失敗しました。

えっと・・・。失敗は成功の母なのですが、 先代H2ロケットの打ち上げ連続失敗の印象覚めやらぬこの時期の失敗は痛いです。

H2Aロケットは1〜5号機の全てが打ち上げに成功しており、 今回始めての失敗となります。
しかし、中国の宇宙開発が順調に進む中、 しかも何かときな臭い「情報収集衛星」の打ち上げに失敗ということで、 正直、日本の宇宙開発はお先真っ暗という感が漂います。 こうゆうのを間が悪いというのかしら・・。

とりあえず、いまヤバいのは気象衛星です! 来年7月の打ち上げが伸びたら・・・・。大丈夫?ゴーズおじいちゃん!?

【技術】アイロンがけで消えるトナー。

これはいいものです。

東芝は、熱をかけることで印字が消えるトナー 消せるトナー e-blue を開発しました。 このトナーは専用の消去装置で熱を加えることで文字を消すことが出来ます。 家庭用アイロンでも消せるそうです。 「色が無くなる」仕組みなので、残像は残りますが、一度消去した紙に 繰り返し印字することも可能なんだそうです。

ペーパレス・・などと唱えられていても、OA化によってかえって紙の消費が伸びてしまうのは、 結局「ディスプレイ」よりも「紙」のほうが見やすい為です。
そのため、資料の出来具合を印刷して確認するのは日常茶飯事。いわゆる「一過性」印刷が紙の大量消費の原因になっていました。

このe-blueはその一過性の印刷に対し非常に効果的に紙の消費を押さえら得るかなり よさげなアイテム。 今まで無かったのが不思議です。
なお、通常のトナーとの分別を容易にするため、e-buleは青色の印字色となるそうです。 ん〜、Goodですわ。

【鍵盤】富士通コンポーネント、触覚にフィードバックするマウス。

富士通コンポーネント(旧富士通高見沢コンポーネント)は、 ボタンをクリックするときに押下圧や振動をフィードバックするマウスを開発したそうです。

このマウスはボタン下部にアクチュエータを搭載し、 押下圧を変更したり振動を発生させたりするもの。 画面上の押しちゃいけないボタンを押そうとしたりすると重くなる・・などの 用途を想定してとのこと。

なかなか面白そうなシステムですが、 どこぞのLogitecの振動マウスみたいに時代の波に埋もれていくのか、 はたまたホイールのように新たなスタンダードになるのか興味深々です。

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