トラックボール個別裏面談

シグマAPO ごろねリターンズ SGM2WH

SigmaAPO gorone returns SGM2WH
メーカー シグマAPO
ボタン数 3ボタン(5スイッチ3ボタン)
ホイール あり
エンコーダー 光学式
ボール支持 金属支持球による3点支持
ボール径 19mm?
コネクタ USB

もはや語るまい

ごろねリターンズとは、使えてマウス!のシグマAPOパッケージであった ごろ寝マウスの後継機です。 エンコーダを光学化、スクロールホイール搭載、トリガー位置に新たに右ボタンを追加 (右ドラッグ対応)等々、好評であったごろ寝マウスの欠点を研究し さらなるスペックアップを図った改良型次世代ごろ寝マウスです。

なるほどごろ寝マウスの欠点を良く研究してあって、シグマAPOさんの気合いの入り様が解るというモノ。 スペックだけは段違いに良くなっています。 でも・・・。

いえ、シグマAPOさんの中の人だって誰もが完成品をみて「やっちまった」と思ったに違いないし、 アレゲな販売展開は、とりあえず作っちゃった分をなんとか捌けさせるための苦し紛れの戦略と思えなくもありません。 他人の傷口にあえてつっこまないのがいい女というもの。 いい女であるあたしとしては、Macmice TheBall を 暖かい目で見送ったのと同様、もはやこのトラボについても 語りはしまいと、傍観を決め込んでいました。(誰ですか!?Streamはつっこみまくったくせにとか言う人は!w)

ところが、某巨大掲示板を見ていると このトラックボールについて (案の定)盛り上がっていて、「分解が大変だ。掃除どうすんの」という話から 分解レビューをアップするGJな方が現れました。 そして、あたしんち のBBSに分解レビューを貼ったとあるじゃぁありませんか!

うーん、これは掲示板や外部Upローダに放置して、流れてしまうには勿体ない。 と言うわけで、今回は のらさん による ごろねリターンズの分解レビューです。

――あ、あたしは何も言わないわよっ!言ってないってば!

各部の詳細 by のらさん

Not 分割線 有志「のら」さんによる分解レビュー写真です。 掲載許可をいただきました。(ありがとうございます)

なお、写真分割とへっぽこ解説文は 私、三猫によります。(無理矢理切っちゃったので字とか矢印とか切れています)

オリジナルの画像は FC2Webさんのファイルサイズ制限で置くことは出来ませんでした。 ごめんなさい。
はずし方1 組み立て安さを狙った、非常に分解しにくい構造です。

マウスとか普通の製品ならそれもアリなのですが、 トラックボールにはボール受け周りを掃除しなくてはならない 宿命があるため、これにはちょっと困りものです。

以下、のらさんによる分解のしかたレポートです。
はずし方2 まず前方下の足が2本生えたパーツからハズします。

猫の場合ですが、ここは2本の触覚を手掛かりに、ねじるように力を加えたら あっさり外れました。(爪を折る可能性は大ですが・・。元に戻せなくなっても そんなに悲しくはならなそうだったので (^^;) )
はずし方3 次に、残ったパーツをばらします。

写真を切った為解らなくなってしまっていますが、 下の黒矢印は「隙間を作りながら、両側から割り進む」となっています。
はずし方4 別アングルから。
トリガガードパーツの爪 トリガーガードに当たるパーツです。

うぁ、爪がいっぱい。富士通高見沢のキーボードを思い出させます。 いやん。
ボール周りの分解 から割りがすんだからと言って安心してはいけません。 ボールを取り出すにはさらなる分解が必要です。
シーソートリガー 本機の「改良点」の一つ、シーソースイッチになったトリガーです。

何も語るまい、何も語るまいと思いつつ、えぇい、言っちゃえ! コレ、ホント信じられないほど使いにくいです。駄目駄目です。
基板群 基板群。
上部基板s 上部ボタンと光学センサ、スクロールホイール周りです。

スクロールホイールのさらに上にはマイクロスイッチをのせられる パターンが。[戻る][進む]ボタンの設置でも考えたのかしらん。
光学センサ 光学センサ。
コントローラ コントローラはトリガーボタン側基板にあります。
上部基板s 2 上部の基板は筐体に収まるとこんな感じ。
上部基板s3 上部基板その2。
ボール押さえのはずし方1 いよいよボール押さえをハズします。

・・って、裏からネジ止めされてますよ・・・・・・。
ボール押さえのはずし方2 ボールを外すのは最後の最後だ!・・・と言わんばかりの固定法。 すべてをバランバランに分解して初めてボールが取り外せるという・・・。
表 ここまで来たら、最後まで分解しちゃおう という。 こんなトコまで爪ですか。

と、いうわけで、のらさんお疲れ様でした。