トラックボール個別面談

ねたばらし:亜龍工業 Lingo (AARON INDUSTRIAL Lingo)

Sango Are-Mono Shop Lingo
メーカー ???
(製造元:亜龍産業)
ボタン数 ???
ホイール 無し
エンコーダー 光学式
ボール支持 ???
ボール径 ???
コネクタ 無線(2.4Ghz)

ネタはある日、突然に...

いい加減、エイプリルフールのネタがつきてしまっている三猫です。

でも、ここまで続けたからには何かしたいよね、ということで、 使徒マウスですとかTrackball Explorer 2.0ですとか、 力業で乗り切ってきたのですが、今年はどうにも私生活がバタバタしすぎて、 何の準備もしていなかった3月のはじめ、ねらい澄ましたかのように一通のメールが海の向こうから舞い込みました。

はじめまして。 
私は韓国の株式会社 亜龍産業(www.aaron.co.kr)
の海外貿易部で働いている●●というものです。

今日このようにメール送って挨拶ができまして本当にうれしいです。
今度うちの会社から新製品 超小計多機能マウスを開発しました。
多様な機能を持っている超小計マウスLingoというもので、(遠隔制御、MP3機能、マウス、貯蔵装置1G、2G,4G,8G選択)
*添付されているFILEにもっと詳しい情報が入っております。

OEM形で取引できますので、ご関心がありましたら、連絡お願いいたします。
ありがとうございます。

亜龍産業(株)
ソウル市ヨンサン区ハンガン路3町、ウリムビル10F

海外貿易担当 : ●●

・・・なるほど、わたしはトラックボールのメーカーだったようです。 (ミネコサプライとかいいかもですにゃ)

ちょっと不自然な日本語に、所々文字化けした資料。添付のPDFも 日本語なのに感じは中国語フォントだったり。 本当に飛び込み営業も良いところです。 けれど「こんなん作ったから買ってくれ!」という勢いが、とてもとても好ましく感じました。

・・という印象論はおいといて、肝心なのは製品よね。

あらあら、うふふ。けっこうよさげ

エイプリルフールのネタにしちゃったこのLingo、実はトラックボールではなくマウスであること、 そして、サンゴーアレモノショップなんてないことの、二点を除けば全部本当・・という とっても嘘くさいデバイスです。

800dpi の光学センサーを積んだ 2.4Ghz の ワイヤレスマウス機能と、 MP3プレイヤー機能、そしてストレージ機能を内蔵した「何か」。

製品の詳細はこちら( 英語/ 日本語) を参照してしてね♪ってコトとして、 仕様だけ見るとイロモノですが、一緒に送られた写真をみると

うん、どうしてなかなかカッコイイです。

ガジェットとしての物珍しさに注力したばかり、肝心のポインティングデバイスとして ダメダメなのかな?・・と思ったりもするのですが、

細かいPointing,ボディー一体型クリック、プッシュ・スクロール

‘マウスは手のひらにあたるものだ’との考え方はもういりません。 ボディー一体型のなめらかなクリック感覚は、 指先の安定感、800Dpiの細かいOptical Sensor、 LingoだけのPush Scroll技術は、今までのRolling Scroll方式より簡単で、 より早く、長い文書やインターネットなどで、正しくSearchingして、 満足を得るでしょう。

と、「今までのマウスはもう古い!」と言わんばかりの攻撃的な文言に、ビックリ。 小さいでしょ・・じゃなくって、小さいくてしかも大きいヤツより使いやすいんだ!・・という 真っ向勝負な姿勢に、ポインティングデバイスマニアとしては好感を覚えます。

で、「なるほど 麻雀のパイや将棋のコマのように 指先で持ちながら動かすポインティングデバイスかぁ」と、 手元の消しゴムを頭の中で 想像しながら机の上で滑らせてみると、うん、なかなかいけてるかもっ!

また、この手の小型マウスはスクロール操作にネックを抱えてしまいますが (下手すると真ん中ボタンをつかった OS のスクロール機能でお茶を濁したり)、 そこもこの Lingo さんは抜かりありません! なんと! ナゾの「Push Scroll」という独自技術で、 今までのスクロールホイールよりもスクロールしやすいんだそうです。ハイ。

文面だけじゃイマイチよくわからないのですが、 うーん、Push Scrollって、本当にどんなモノでしょう。 単に押しボタンスクロールなのかな?(でもボタンはいずこに) それとも押している間は本体を動かすとスクロール?

なんだかわたしの中の物欲がメラメラと燃え上がってしまいました。 やるな、ブライト!やるな、 Aaron Industry!!

でも買えない....orz

燃え上がった物欲の解消と、あわよくばこれを写真にとって エイプリルフールネタをゲットだぜっ!・・と一石二鳥をもくろんで 早速買おうと思ったのですが ・・・そうだ、わたしのところに OEM しませんか、なんて来るくらいだもの、 入手はけっこうかなり、絶望的よね...orz

「検討するからサンプル送って」とメールしちゃおうかな・・という 真っ黒な欲望も沸き上がってきたのですが、そこはグッとガマン(ていうか、それじゃ詐欺です)、 しかたがないのですっぱりあきらめましょう――そう思っていた時期がわたしにもありました。

で、も。

お風呂に入っているときにひらめいてしまったのです。

ああ、これをOEMするのは、サンコーレアモノショップさん をおいて他にはありません。 だってあの店頭に絶対似合いますし、 フツーの親指トラックボールを置くくらいなら、こっちの方が 絶対「らしい」ですよ!

で、殆ど誤爆な わたしのところにすら 営業メールが来るくらいですから、 サンコーさんちにもきっと来てるに違いない。違いないったら違いありません。 ・・・だから、もしかしたら、コレをネタにしたらサンコーさんの背中を最後の一押しできるかもしれない!? くっくっく。

――そんな、エイプリルフールのお楽しみ 20%、個人的な欲望 80% で作り上げたのが 今年のエイプリルフールページでした。

まっくろくろすけ でスミマセン...。