猫の小部屋 - ねこのこべや -

猫日誌 -2003-


2003年12月

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12月24日(水)

仕事道具を自腹でポンポン買ってしまいたいです。 くふふふふ。

設計が大事って、ホントに解ってます? >ALL

ソフトウェア開発において、設計は命です。

設計ドキュメントを作るという行為は、

  • ソフトウェアの構造を記録に残す
  • ソフトウェアの構造の知識を他人と共有する
  • ソフトウェアのアルゴリズムをデバッグする

という3つの意味を持ちます。・・多分。 で、案外見過ごされているのが3つめの「ソフトウェアのアルゴリズムをデバッグする」なんです。

人間の頭はシングルタスクでしか動きませんので(多分・・・)、 設計最中に「考えている途中」をスタッグにつむことがしばしばあります。 ところが人間の頭(というか、猫の貧弱な脳みそ)は、 ちょっと長めの時間「考えている途中」をスタッグにつんどいただけで、 「間違い」が混じってしまうんです。

設計ドキュメントはこういった「こんがらがった」内容や、 または「あまり深く考えてないけど出来るだろう」としてしまっている内容について、 ドキュメントという「実装」を与えるため、これらのデバッグができるのです。

と、設計書を作るというのは、 ソフトウェア開発において端折れない重要工程のひとつなのですが、 なぜだか十分な時間、十分なお金をつぎ込んでもらえない工程でもあります。 (きっと、設計なしコーディングでも慣れれば「とりあえず動く」ものが出来ちゃうからなんでしょうね・・・。)

だから、かってもらえないんです。設計ツール。(TT) そりゃあ、Excelでも頑張ればUMLはかけるさっ。でも、でもっ、効率が・・・・。

桁違いUMLエディタ

猫が前の会社にいたときは 設計ツールにVisioを使っていました。(まだMicrosoftに買収されていないVisioでした。)

今の会社に来てからは、iEdit (=アイデアエディタ。高度な作画機能は無いのですが、さくさく考えをドキュメント化できる優れものツールです。)を使って なんちゃってUMLを作ったり、手書きでUMLを書いたりして「設計」をしてました。

当然、設計の為だけに起こしているUMLなので、ドキュメントに流用なんて夢のまた夢。 後日レビューや説明用クラス図とかが必要な場合にMS WordやExcelでドキュメント化起こして誤魔化していたのですが、 手書きやIEditのUML(もどき)だと、設計変更を反映するのにとても手間がかかるので初期の設計のまま放置プレイすることが多いです。(よくないにゃあ)
ごまかしゴマカシお仕事しながら「うにゃあ・・、UMLエディタ買ってよ、買ってよぉ・・」と言い続けて早1年2ヶ月。もう辛抱たまりません!

そんなわけで、自腹でUMLエディタを買うことを決意した三猫さんですが、 前回UMLエディタを調達しようとしたときは、 フリーでは お仕事向けによいものは見つからず、 ならばパッケージソフトでは、と調べてみればお値段が Realforce 10〜50台分というものばかりで、 どうにもこうにも手がでなかったのでした。

ところが、今回もう一度UMLエディタを吟味すると、 なんともよろしげなものがちらり。

それは、TOM'S SOFTWAREさんの1st Modellerです。

このUMLエディタ、今年の1月に登場したニューフェイスで、 以来着々と改善してきた様子。 現在のバージョンは 1.30で、 ユースケース図、アクティビティ図、クラス図のみサポート。
シーケンス図、オブジェクト図、コラボレーション図、ステートチャート図、コンポーネント図、配置図 は今後のVer.UPでサポート予定とのこと。 シーケンス図は使いたかったろころなのですが、 とりあえずクラス図が書きやすければOKかしらん。

このツールのなんとも魅力的なところはずばりお値段。

  • Standard: タダ! (ただし、非営利目的に限る)
  • Professional: 2,000円
  • Enterprise: 9,800円

と、一桁間違ってるんじゃないかしら、という安さは魅力的。

そんなこんなで、現在試用中なのですが、 使ってみるとなかなかよさげな感じです。 作図機能よりも「さくさく設計できる」という感覚は非常にストレスがたまらなくて快適です。 猫の頭は揮発性メモリなので、作図に手間がかかるツールだと、 作図中に考えがとんでしまうので、「さくさく」というのはかなり重要な要素です。

また、UIも十分に解りやすく、クラス定義をまず「クラス ディクショナリ」に作成して・・という ところを乗り越えちゃったら もう後は ヘルプレスですっかりマスター。うんうん、これは使えるわ!

そんなわけで、 当初、ドキュメント作成目的でUMLエディタを探していた猫ですが、 設計目的でUMLを書くには 専用ツールというのは快適だわぁ、しみじみ実感。猫はすっかりご満悦です。 これなら、赤くて角が生えたくらいの効率アップは望めるかしら(笑)

レジストしっちゃおっかな〜♪

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12月23日(火)

し、死んじゃう・・・。

ってほどは忙しくは無いです。まだ。 でも休日は寝溜めモードに突入してしまっていて、 なぁんにも出来てません。

そう、猫は24時間だって眠れる猫です。

お気に入りのお菓子

最近のお気に入りに「チロルチョコ きなこもち」があります。

チロルチョコ きなこもち
チロルチョコ きなこもち

最初は「コーラガム」のように、「どうせ強引にきなこもち味といってるだけでしょ?」 なぁんて思っていたのですが、 一口食べてみると、お、おいしい・・・。これはまさしく きなこもちの味だわっ!! ・・・と思わず感激してしまいました。

種を明かすと きなこ味のチョコにもちグミの入ったチロルチョコなのですが、 このチョコをバリバリと食べると、 ホントにきなこもちを食べているような味や触感が得られる優れもの。 そう、この「バイバリ食べるが」が決め手です。

各部の詳細
各部の詳細

人間というのはなんでもかんでも「抽象化」して記憶してしまうので、 実際このチロルチョコは粉っぽくもなんもないのですが(チョコなのであたりまえ)、 不思議なことに食べていると きなこの粉っぽさまで感じてしまうのが、 人間工学というかなんというか。
しみじみ「ああ、あたしって安っぽい舌をしているのね。」と 感慨にふけってしまいます。

そんな魅力あふれるチロルチョコ きなこもち ですが、 きっといろんな企業努力の結果なんでしょう。 なにせ「固形化した きなこもち」と言って差し支えないのですから、大したもんです。

ひょっとすると・・・・。

宇宙船の中じゃ、きなこもち は きなこが舞っちゃって食べられないけれど、 これならぜんぜん大丈夫。 宇宙でお正月を迎えてもへっちゃらです。

つまりこの「チロルチョコ きなこもち」は実は NASAだかNASDAだかが、 つくった宇宙食をスピンアウトしたものだったりしてっ!

・・・なぁんて 突拍子も無い事考えてしまうのは、 きっと疲れてるからでしょう。へみへみ(TT)

そんなこんなでロマンあふれる猫のお勧め、「チロルチョコ きなこもち」。皆さんも見つけたら ぜひぜひお試しくださいませ♪

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12月15日(火)

アリとキリギリス、そういえばそんな話あったっけ。

到来が予想される「冬」を前にして、 事前の準備をするか、暖かいうちに遊んでおくかは それぞれの判断だと思います。

予想されるデスマーチを前にして、 残業してでもできる限りの軽減策を今のうちに講じるか、 体力温存を旨に帰れるうちに早期帰宅を心がけるか、 いったいどちらがアリなんでしょうね。

Realforceの真骨頂

猫は「戦いとは常に一手先を考えるものさっ」の人なので、 今も「勝てる」準備にいそしんでいます。 だから、ちょっと忙しいのだけれど、今回の修羅場には Realforce 89君とトラックボールが 居てくれます。

前回の修羅場はRT6652TWJPLogitec FirstMouse+ を使っていたのですが、 さすがに一日10時間以上もず〜〜っと、キーボードやマウスを使っていると 腕や肩が悲鳴を上げてしまいました。

まず最初に降板したのはFirstMouse+ で、 こちらは無駄な力を掛けようとしても不可能な形状をしたマウス「カトキマウス」に チェンジになりました。 握り心地は最悪なマウスなのですが、逆にそのおかげで疲れにくい面白いマウスでした。

一方キーボードですが、普段なら歯切れのよいクリック感としっかりとした底打ち感が気持ちよい RT6600系ですが、過度の連続使用のため底打ちの衝撃に指が耐えられなくなってきまして、 IBM Space Saver II Keyboardに交代しました。 こちらは同じNMB製ながら安物構造なので、 スライダに底付き用脚など付いていません。必然的にラバーカップを潰しつつ底打ちするので、 逆にクッションになってよい感じ、まさに怪我の功名です。 (それでももう少し修羅場が長引けば、富士通高見沢の出番が来るところでした。)

基本的にキーボードにとって「普通の使用」と「耐久レース的使用」には 大きな隔たりがあります。

Realforceはまさに後者のような使い方をする人のためのキーボードで、 打鍵感に趣のない、ひたすら事務的なキーボードです。
あまりに打鍵に華がないため、 猫も正直なところ「このキーボードはあんまり好きくないわぁ」と思っていたのですが、 今のような「データ量に入力が間に合わない」というような状況になると 踵を返し「買って良かったわぁ」としみじみ思うようになりました。

一方、打鍵感では今年一番のお気に入りとなった FILCO FKB91JUですが、 こちらは変則配置ゆえに仕事ではちょっとつらい。
Enter横に隙間が無いため、猫にとってミスタッチしやすいキーボードとなってしまっています。 特にBackspaceは9割りくらいの確立でちゃんと打鍵できるのもの、 残り1割りの失敗がうっとおしい。う〜ん、残念。

というわけで、 「頭の中で既に出来上がっているものを出力するI/Oとしてのキーボード」という意味で Realforceはとても優秀ということを再認識しました。もう「絶好調!!」って感じです。(笑) 文房具というよりは、I/Oコネクタに近いキーボードよね。

詰め込み配列と日本語

というわけで、さっきチラッとあがった FILCOとかがよく用いる 「隙間皆無のギッチリ配列」なんですが、 よくよく考えると「日本語」の問題も大きいのでは?と。

詰め込み配列と日本語のあわせ技の問題は、

  • 日本後配列は右小指側にキーが拡張されている
  • 日本語IMEにファンクションキーを多用する

2点になります。

削られたBackSpace

ホームポディションから遠いキーを正確に打つのが難しいのは万人に共通だと思うんです。 自称「タッチタイプができる」人でも、 実は数字キーは苦手だとか言う意見は良く聞きます。 また、BackSpaceしようと「\」を入力してしまう失敗も良く見るものです。

つまり、ホームポディションから遠いキーを正確に打つのは 「できなくは無いけど、習得難易度は高い」といったところ。 で、日本語キーボードなのですが、右手小指側にキーを拡張してあるので、 英語キーボードよりもさらに、ShiftとかBackSpaceとか、Enterとかが遠いんです。
特にBackSpaceは英語キーボードに比べて1キー分サイズが削られてしまったために、 普通のキーと同じサイズになってしまい、 キーを触った感触でも普通のキーと区別が付きません。
(つまり、BackSpaceを打とうとして「\」を打ってしまう人は、 英語キーボードなら打ち損じしていなかった、ということです。)

要するに、日本語キーボードというのは、 Enter、BackSpace、右Shiftなどの頻用キーの打鍵難易度が英語キーボードより 高いと言えるわけです。

このような状況でもそれなりに打鍵できるのは、 Enterキーの横に隙間が用意されているからで、 この隙間のおかげで目をつぶっても「今触れているキーはBackSpaceね」と判るわけです。

ところがFILCOのように英語キーボードのノリで詰め込んでしまうと キーを触知で判別するのが一気に難しくなります。 結果、指がBackSpace等のキーの位置を正確に覚えないと駄目になり、 とても打ちにくく感じるわけです。

つながれたファンクションキー

もうひとつはファンクションキーの問題です。

日本語IMEで既に定番となっている「F7=全角カナ」「F8=半角カナ」「F9=全角英数」「F10=半角英数」 な変換キーはとても便利な為、使われている人も多いです。 もちろん、「文字入力」という流れの中で押されるキーのため、タッチタイプできなくては 話になりません。

そのため右手で一番押しやすく、キーの位置を触知しやすいという、 ファンクションキーの一等地をゲットしたのです。

ところが詰め込み配列になると、 隙間をつめられて触知が不可能になった挙句、 キーボード左側にトコロテン式に押し出されてしまっているため、 場所で覚えるにもそもそも場所が違ってしまうと 踏んだりけったり。

どうしてこうなっちゃうのかしら、と考えてみると、 多分「ファンクションキーをタッチタイプで打つ」ということ自体が 世界的に見て一般的ではないのかと。

う〜ん・・・。日本語の入力環境というのはこうもユニークなのね。 なんだか「日本語は世界のイレギュラーだぞ、えへん。」というノリで、 イレギュラーにしなくても良いところまでイレギュラーにしているというか、 なんだか難儀な環境です。

と、いうわけで、「詰め込み配列」と「日本語」がコラボレーションしたとき、 「変態」というに値する入力環境が実現してしまう、といったところかしら。 「日本語」と「詰め込み配列」の どちらがより「変態」なのかは判りませんが、「混ぜるな危険」を徹底して欲しいわ、 と思ってしまう猫でした。

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12月09日(火)

すっかりお仕事も修羅場モードに入り、あまり日誌を書いている時間がなくなってきた三猫です。

とはいえ、修羅場に入ると「く〜っ、生きてる〜っ!!」という実感がしてきて、 同人誌やサイト更新のネタが浮かんでくるのは何故でしょうか?(笑)

噂のチルトホイール

猫はすっかりトラックボーラーなのですが、猫もインターフェイスマニアのはしくれ、 やはりマウスの新製品も気になるものです。

特に今年はマウスの当たり年で、 MSのチルトホイールマウスやLogiのClickシリーズ、コクヨの「手の巧み」やソニーの半球マウスなど 欲しい商品が目白押し。
残念ながら命の代価としてささやかなお給金を貰っている立場の猫としては、 財政的理由でこれらに手を出せませんでした。 しかしそろそろ冬ボーナスのシーズン、恐ろしいものでもう懐が膨らんだ気分になれるのは 12月という魔物の成せる技でしょうか?

というわけで、出るかどうかは解りませんが出ると仮定して MSのチルトホイールマウスを買って見ました。

Microsoft Wireless Optical Mouse 2.0A
Microsoft Wireless Optical Mouse 2.0A

Wireless InteliMouse Exproler 2.0 ではなくって、Wireless Optical Mouse 2.0の方なのですが、 シンメトリカルなデザインが好きだからで、決して金銭的理由じゃありません。ありませんったら、ありません。 (ああ、革張りマウス欲しかったにゃあ・・)

それでもシルバーのバルク版なのはご愛嬌です。

このマウス、「首」と「肩」の有るデザインで、持ち上げやすく且つパームレフト部も大きいという なかなかよさげなデザイン。 これは「乗せる」より「握る」ようなデザインにして 自然に人差し指と中指を大きく開かせるという「チルトホイール」のためのデザインでもあるのですが、 実は持ち上げる「頭」と手を乗せる「肩」をもつデザインが究極進化を遂げるとコクヨの「手の巧み」に成ってしまったりします。
ん〜、モーフィングアニメが目に浮かぶよう・・。

さて、せっかく買ったのですから試用してみることにします。 が、普段トラックボールになれた手にはマウスは辛〜い。 マウスを使っていたときには前々気にならなかったのですが、 「ポインタを動かす」ということが「楽しみ」から「仕事」格下げになってしまったことが 思いのほか辛く感じます。

気を取り直して使ってみると、「手の巧み」と同じ方向性・・で うすうす気付いていたのですが、 どうやら本機は手のひらを机につけて指先でマウスを操作する「指先派」のにはあまり向かない様子。 このデザインはマウスをデンと手全体を乗せる「握り派」に嬉しい方向性みたいです。 ん〜、あたしとの相性がイマイチみたいね。
ただ、握り自体の気持ちよさはなかなか。このデザインは今後主流になるかしら?

次にワイヤレスですが、自宅の木の机で操作していたときは、 ポインタ操作ならばワイヤレスであることを格別気にしなくても良いかな? という好印象だったのですが、 職場のスチールデスクで使ってみると一気に環境は劣悪に・・・。 受信機を机に直に置くと上手く動いてくれません。 しょうがないので30cm位の高さの台に乗っけて使うとようやくまともに動き出しましたが それでも時々変な感じになります。

う〜ん、こういう「トラブル」を抱え込むくらいなら、猫は有線でいいやっ、ってのが 正直なところかしら。

期待のチルトホイールですが、売りの「チルト」に関して言えば 横スクロールできるだけ。倒し具合で調節もできないので、正直ホイールの左右に 横スクロールボタンをつけても同じです。
また、この「チルト」のせいでセンタークリックが非常に押しにくいのも困ったところ。 一応ホイールの一番「奥」に指をかけ、手前に引き込むようにすれば 上手くクリックできるのですが、センタークリックを多用する猫としては これだけでゲンナリです。

と、ここまであまり芳しくないことばかりの本マウスなのですが、 チルトホイールの「加速縦スクロール」は、これらの不満点のスタッグを一気に吹き飛ばす 凄いやつだったんです!
マウスもトラックボールでのスクロールと同等レベルの「使いやすさ」を手にいれた、 と言えばその評価の程もわかると言うもの。

この加速スクロール、クリックポイントの無いホイールと、 中にグリスでも入っているのか静止させておくと抵抗感が増し、動かすうちに軽くなる不思議なホイール機構、 そして InteliPoint 5.0 が提供する「加速機能」のハーモニーで 初めて実現される機能です。

InteliPoint 5.0で他のマウスで「加速スクロール」を有効にしてみると 「加速」自体は働くのですが、ホイールの性質との相性で上手くコントロールできないんです。 う〜んやっぱりダメかぁ、、残念。

というわけでなんとなくヌルヌルしてるだけだと思ってしまう新ホイールですが、 ゆっくりスクロールさせた時の程よい抵抗感と、高速スクロールさせる時のスルスル感の両立なんて 正直ビックリの離れ業をこなす、なかなかハイテクなホイールだったんですね。
高速・低速スクロールの両立もさることながら、操作の気持ちよさも特筆もので、 この「ホイール感」こそ時代を変えるといった感じ。

このホイールの「気持ちよさ」を味わっちゃったユーザさんは、多分今までの「普通の」スクロールには戻れないんじゃないかしら? この麻薬製はトラックボールと似ているような(笑)。 中毒患者を作り出すこのホイールなら、きっと未来の標準になってしまうのではないかしら♪

こうなるとInteliMouse TrackBallのホイールの位置にチルトホイールが実装された新型トラックボールを期待してしまうのです。 果たして出るのかしら?・・・こうご期待です。

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12月03日(水)

前回は極力冷静に・・を心がけて書いていたつもりだったのですが、 今読み返せばほとばしる怒りがまったくもって隠せていない、 かなり毒のある文章になっています。

技術力云々に関しては、決して純粋な「技術」が無いわけではなく、 マイクロソフトを「技術力が無い」と評するのと 同じベクトルでの「技術力の無さ」だと補足しておきます。

まごころと対価

FC2を見ていて思うのは、「この会社、バカだわね」ということです。 何を勘違いしているのかは知りませんが、無料サーバスペースのユーザを わざわざ敵に回しているのですから、正気の沙汰とは思えません。

前回も述べたとおり、「無料」というのは言葉のあや、 「無料」の「料」がお金のことならば、確かに無料ですが、 広告の露出機会という対価をきっちり払っているので、 奉仕活動してもらって有難う、というわけにも行きません。 そこには確かに「ビジネス」が存在しているのです。

FC2Webの広告モデルは、普通に考えてかなり際どく、

  • 最下行にのみテキスト広告
  • 商用利用化
  • 他の広告を入れてもOK
  • などの特徴は、ユーザにとってはありがたくても、 FC2Web側から見れば かなり不利な条件です。

    ですが前回述べたとおり、それはFC2側の勝手な事情、 それで「勝算あり」として事業を開始したのですから自分のリスクは自分で払うべきです。 (安売り店が「際どい安売りしたけど、赤字だったから故障対応や初期不良交換は一切致しません」なんて 言い訳が通用しますか?)

    とはいえ、これだけ「ユーザ本位」なサービスを展開するFC2Webなのに、 FC2Webに好意的なユーザは非常に少ないです。 これはなぜでしょうか?

    その答えは FC2が「無料サービス」のユーザを「人とは思っていない」という態度が あからさまだからです。

    ユーザに大影響を及ぼす改変にも事前連絡を入れない神経、 テストの甘さでユーザコンテンツを一時閲覧不能に落とし込んでも平然としてるその態度、 ユーザ掲示板での傍若無人の振る舞い 等々、 一連のFC2の対応を見ていると、FC2はFC2Webのユーザを「たんなる道具」だと見ているとしか 考えられません。 彼らは「只で使わせてやってんだ、文句言うな愚民ども」という態度を隠そうともしません。

    これじゃあ、どんなにサービス「項目」がよくてもユーザはつきませんし、 お金をもうけられて 法的に不利にならなければ何をやっても良いという 企業理念があからさまですから、 積極的に「FC2のサービスは信頼できない。使わないほうが良い」と訴えたい気分にもなります。 (なんか凄いMS的よね)

    で、このFC2の問題対応をみるにつけ、「ああ、この会社はバカなんだなぁ」としみじみ思うのです。

    たとえば、ユーザ掲示板でもうすこし誠意のある回答をすれば、 修正や変更連絡をちゃんと事前に通知すれば、 今回の「上部広告挿入」の理由をきちんと説明すれば、 こんなに反感を抱かれたでしょうか?

    ユーザ如きに反感を抱かれても痛くも痒くもない、と思ったかは知りませんが、 「商売」をやっている以上、「まごころ」というコストを払うだけで、 「ユーザの反感に起因するリスク」の可能性を減らせるのにそれをしない、というのは、 払わなくても良いリスクを好んで払っている、ハッキリ言って無能の成せる技だと思います。

    100%「お客様は神様です」扱いをすれば、それはコストもかさみます。 ですが、「まごころ」(=知的工夫ですね)を働かるのにはほとんどコストは掛かりません。 「いつもユーザの利便を真剣に考えている」 という姿勢を表してみせるというだけで、 その「支払い」を大きく上回る「見返り」が得られるはずです。

    本当にまごころ溢れる人に担当してもらうことが一番よいのでしょうが、 資本主義の原則にのっとった「ちょっとした損得換算」に基づく「まごころ」というのは、 「担当者の心の資質」というよりは「担当者の経営・管理能力」に起因します。 たとえ「まごころ」を持ち合わせていない人物でも、有能な経営・管理能力があれば誰でも働かせられるハズです。

    結局、今のFC2Webのユーザ対応指針って、無駄に不利益な状況を作っているとしか思えないのよね。 今はユーザの「不評」なんて痛くも痒くもないかもしれないけれど、 将来のリスクを増やしていることには変わりが無いとおもうのよね。
    結局「人心管理」という概念も能力も持たない、ってことに尽きるのかしら。管理者としては無能よね。

    FC2さんでも絵日記サービスだけはこうではないと 聞いています。
    FC2Webもさっさと「無能な」対応を見直して欲しいと期待するのですが、 ・・・無理かも。

    「無能者 関わるならば 縁を切り」かしらねぇ・・。

    正義の味方

    イラク戦争も凄いことになっています。

    FC2Webの「広告を非表示にする不正ユーザがいる」から「ユーザ一まとめに被害を与えても我は正義」というのは、 どっかの国がアフガニスタンで一般市民をまき沿いに空爆を繰り返すような精神構造と一緒なのでしょう。

    こういう「自己洗脳」って、悲しいことに日常茶飯事なのよね。

    悪いことと正しいことを選択するとき、 人間は特に理由がなければ正しいことをしたがります。これは人間の大きな美徳だと思うのですが、 利害がからむと「正しくないこと」も行うようになります。 これに関しては「業(カルマ)」なんていわれるほど、人間とは不可分なもので、しようの無いところです。

    ですが人間は「正しくないこと」とうすうす感づいていても無理やり「正しい」理由を探し、 それで自らを洗脳するというどうしようもない悪徳も持ち合わせています。 質が悪いのは自己洗脳後、本気で正しいを思い込んでしまうため、ハドメが効かなくなるところです。

    人の数だけ「正義」があるとはよく言われます。 でも「正義」どうしがコンフリクトを起しても、それの「正しい」解法は常に存在します。 だから、正確には「正義」の解は複数あるけど、「正義の定義」は常に一つ。

    状況 × 正義 = 正義の解

    というわけです。たとえ人という「状況」それぞれの正義の「解」があっても それらをまとめた「状況」に対し「正義」という関数を当てはめることは常に可能なはずです。 (しかし、解が得られるとは限りませんし、得られても実行はとても難しいことが多いです)

    だけど、「利害」をいう要素は「状況」と「正義の解」を深く結び付けます。 自分に利益を生じさせる「正義の解」を手放して、より全体的な正義を選択できる人は、ほとんど居ないでしょう。 (復習・報復、これらは正義でないのは明らかなのに、正義の名の元に行われます。) また意図した「正義の解」を得ようとして「状況」のほうを歪めてしまうことも多々あります。

    そうした、「元は正義だったけど、本質的に変質してしまったもの」も「正義」と呼びたいがため、 「正義は人の数だけある」という言葉を曲解し、 どんな「悪」を成そうとも「しょうがない」で心の免罪符を得ることが出来る。

    そんな「人間」という生き物を見ていると、 たまらない絶望とどうしようもない愛おしさを感じるのは きっと猫だけではないはずです。 (人間とはかくも強く脆い生き物よ・・とは誰の言葉だったけな?)

    とりあえず、誰もが本当は正しくないと思いながら戦争に荷担していく現在の世界情勢は、 とても人間らしいと思う反面、どうにかならないものかしら、とも思うのです。

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    12月01日(月)

    今日、12月1日から、三猫OnLineが利用している 無料サーバースペース FC2WEBさんで、 ページ先頭に広告が入るようになりました。

    そのため、等サイトでも見苦しい広告が、「三猫OnLine」の広告に被さるように入るようになりました。

    また、この広告を実現するJavaScriptソースにはバグがあり、 ブラウザの設定でJavaScriptエラーをチェックするように成っている場合、 デバッグを行う旨を尋ねるウインドウが開きます。

    FC2Webのアナウンスによれば、

    お知らせ(11/30/2003)
    12/01/2003よりFC2web全無料ユーザーのページにFC2アクセス解析のタグが1ヶ月間挿入されますがご了承下さいますよう宜しくお願い致します。尚、文字の位置や背景色の変更も可能ですので、こちらを参考にして下さい。
    ★有料サービスご利用の方には上記による影響はございません。

    とあり、この上部挿入型アクセス統計(を装った広告テスト 兼 「広告隠し」ユーザへの嫌がらせ)は、 今月限りのものだそうです。
    ですので本サイトでは、この問題に対しサイトデザインの変更などの 対策はとりません。

    いろいろご迷惑をおかけしますが、恨むならFC2様を恨まれますよう よろしくお願い致します。(;-p

    FC2と「広告を見えなくするユーザ」との泥仕合のとばっちり以外の何者でも無いのよね・・(TT)。 しかも「何故アクセス統計をいれるか」の説明が一言もない。 FC2って会社、モラルが全くないのね、きっと。

    嫌がらせ広告 by FC2Web

    というわけで、今日現在、三猫OnLineには こおんな広告が入るようになりました。

    三猫OnLineトップページ(2003/12/01)
    三猫OnLineトップページ(2003/12/01)

    FC2のウリ文句である、「最下行に1行だけテキスト広告」を自ら反故にしたわけですが、 かなり前から、<BODY>タグを置き換える処理が走って居たのは知っていたので、 いずれページ先頭に広告を入れ出しちゃうんだろうな、とは思っていました。

    が、今回のこの広告の入れ方は、 なまじページ先頭に広告をいれるよりも質がわるい、 ほとんどいやがらせのような広告です。

    今回の変更で、FC2の広告がページ左上に「上書き」されるように成ってしまいました。

    この広告が「上書き」されるというのがくせ者です。 上書きの本質はコンテンツの一部を見ることが出来なくしてしまうというもの。

    いわば閉じられないポップアップ フラッシュ広告と同じです。

    上書きされたページロゴ
    FC2の嫌がらせ

    そのせいで、「ページロゴに広告を上乗せされてしまう」とかの被害が発生します。 また、フレーム内のページにも出てきてしまうため、メニューやアクセスカウンタなどの 操作部材も隠されてしまうかもしれません。

    また、「閉じられない」というのもくせ者で、 ハイパーリンクやフォーム部品などが有った日には操作不能になってしまいます。 (フレームメニューにも出る、ということはこういう可能性も結構あるわけで)

    一応、広告の位置を右端から左端に移動できるのですが、 全てのページに META要素を挿入しなければ成らないので、猫のサイトくらいの規模でも、 気の遠くなるような作業です。えぅ。
    また、フレームメニューの場合は、そもそも広告よりも幅が狭ければ 左右に寄せたところでどうにもならないですし。

    とにかく、サイトデザインへの打撃はしゃれになりません。
    フレームを使った場合はもう壊滅といってよく ここ とかここなどは サイトデザインを完膚無きまでに破壊されています。 (広告が隠れるようなレイアウトでちょっと問題のあるサイトさんですが、隠さなくても被害は一緒です。)

    というわけで、今回の広告は ページデザインに対し最小の広告挿入で最大の打撃が与えられる なんとも見事なものとしか言いようがないです。(^^;

    あ〜〜っ、もうっ! どうしてくれようかしら!

    無料ホームページサービス というもの

    FC2WEBのトップページを見てください。

    FC2WEBトップページ(2003/12/01)
    FC2WEBトップページ(2003/12/01) http://www.fc2web.com/

    自社のロゴが今回の迷惑広告で隠されてるのが笑いを誘いますが、それは追いといて。 このトップページにはFC2Webの広告文句がかなり目立つように書かれています。

    当無料ホームページサービスは携帯完全対応、
    1行文字広告がページの最下段のみに入るサービスです。

    FC2Webの大きなウリが「広告が最下行に一行のテキスト広告だけ」というもの。 おなじFC2系の無料サーバースペースにはGOOSIDEと言う 一番上にテキスト広告が表示されるものもあり、広告形態を選べるようになっています。

    こういう商売スタイルで、ページ先頭に広告を入れるのは正直やりすぎだと思います。

    FC2Webの「最下行に一行だけテキスト広告が入る」というモデルは、 たのWeb広告モデルにくらべ、かなり辛いモノであるのは理解できますが、 他のサービスがそれを「成り立たない」と判断して、上部へのバナーやポップアップ広告を していた最中、広告がシンプルであることを「ウリ」にサービス展開していったのですがから、 例えそれで経営が悪化しようとFC2さんの責任です。

    今回の広告追加劇の背景には、フレームや改行を駆使し、 事実上広告が見えなくなるようにする「不正ユーザ」の存在があります。 確かに不正ユーザの数も多く、それでFC2さんは被害を被っているかもしれませんが、 それとこれとは別物、正当なユーザに被害を被るようなことをして良いわけありません。

    迷惑を被るのは不正ユーザだけではありません。 不正でないユーザも実に平等に被害を受けています。 こういうことを平気な顔で出来るのは、「無料」という宣伝文句に 自らが洗脳されてしまっているのではないでしょうか。

    「無料」というのは言葉のあやで、猫はFC2さんのサーバーを借りるにあたって、 「集客力のあるコンテンツを提供しそのコンテンツ内での広告を許可する」という「対価」を払っています。
    払っているものが「お金」でな無いというだけで、どうしてこうも 無茶苦茶をして平気な顔でいられるのでしょうか?

    「コンテンツの提供と広告の許可」に基づく契約の結び先を 選定する際、重要になるのは「広告の形態」です。

    FC2の場合はトップページでも唱っているように 「最下行に一行のテキスト広告を入れる」というものです。 これを以て猫はFC2さんを選んだのですから、 今回の事件は猫にとってはサギのようなものです。

    よくこういう話がでるときに、 「ウチのサービスが嫌なら他にいってくれ」 「有料にすれば広告は消えますよ」 ということが言われますが、それはサギというものです。

    もしサーバサービスとURLが独立しているのなら、 本当に、今日、今、このときに、私は別のサーバサービスに切り替えるでしょう。 しかし、一度得たURLを変更するのは容易ならざる話です。

    そういった弱みにつけ込んで、 客寄せのときは都合のよう条件を提示し、 実際はそれ以上の対価をぼったくる。・・つまりはボッタクリ バーと同レベルの ヤクザなモラルしか持ち合わせていないのです。

    ウェブサイトは誰もが自由に持てるべきものですが、 実際にはこのような「弱い立場」に立つ以外、お金を持たざる者に Webサイトを開設することは出来ないようです。

    FC2さんの技術力

    猫がFC2さんを利用してもう1年半以上立ちますが、 どうもここは技術力がないのでは?と思います。

    ここのカウンタ挿入用のJavaScriptにバグがあるのは有名ですが、 そういうのって、テストすればすぐにわかるんです。 それが解らないということは、つまりテストをしていないんだな、と。

    また、広告スタイルを変えるとき、汎用的な要素名に対し クラス定義したCSSファイルを挿入してしまうなど、 「少し考えれば解ること」をも、考えつく能力がないようにも見受けられます。

    今回の件、「約束を反故にして、最上部に広告をいれた」というのも問題ですが、 よりによってページの左隅に「上書き広告」をいれる・・というのが 大問題だなんて、少し考えればわかることです。

    こういう無能なシステムエンジニアの所為を見ていると、 猫はどうしようもなくお腹が立ってきてしまいます。 こういうやからに、プロを名乗る資格はありません。

    だから、ここの有料サービスなんて死んでも受けたくはないのだけれど、 URLという人質を取られてるのよね・・・。

    うう、人質を見捨てるか、不本意ながら有料サービスに乗り換えるか・・・。どうしましょう。

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