種類 | 日本語109キーボード |
メーカー | ACER |
キースイッチ | メンブレンシート |
アクチュエータ | ラバードーム |
キートップ印刷 | レーザー印刷 |
コネクタ | PS2 |
非常に打ちやすいキーボードです。
私的にかなり気に入っています。
標準的な109キーボードです。
ゴム椀式のメンブレンスイッチのキーボードですが、
ゴムの抵抗感がなく閾値を超えるとすとんと落ちる感覚は
NMB RT6600シリーズと同じ傾向です。
が、こちらの方がタッチにかかる力は若干軽めです。
キートップはレーザー印字となっています。
キー、筐体ともに真っ白な外観で、ちょっとみ激安キーボード(実際に秋葉界隈では大変やすかったらしい)ですが、
底部には板金を配したとてもしっかりとした作りです。
しかもキーボード背面には水抜き穴まで!
あんまりにも打鍵感がよいのでキートップをはずしてみました。
キートップとスライダー部分が別パーツになっているます。(こういう構造のキーボードはそれなりに存在します。)
スライダー部分はギヤやピニオンに使われるような、滑らかで摩耗に強い材質です。
受け側となるキーのスライドレールは、筐体上面と一体とすることでコストダウンをはかっているようです。
部品点数を減らす為にはスライドレールを滑らか素材で、キートップとスライダー部分は一体成形にした方が
良いと思われますが、精度とかの面ではどうなのかしら?。(MS NaturalKeyboard Eliteはそういった作りです。)
底部に板金を使用していることと、擦れ合う部分を精度の高い滑らかな素材で成形していること
以外は至って普通の作りですが、その打鍵感はいわゆる安物とは比べようもありません。
このキーボードが激安で売られていたなんてちょっと信じられません。
と、いうか、安く売られようが守るべき品質があるということなのかもしれません。
私はこのキーボードは会社で使っていましたので、キートップは大変すり減っていまして、
一部光沢がでています。(^^;)
どうやらFICのPCの付属キーボードだったのようですが、
社内でも密かな人気を呼んでいまして、私が日常で使えたもの、ちょっとした
幸運というやつでした(^^)。
あまりに気に入ってしまいしたので退社するときに、新品のキーボードとトレードして
持ち出してきてしまいました。(^^;)
予備機として現在ももう一台探しているのですが、見つかりません。困ったもんです。
ラベルです。 6516-Mという型番であること位しか伺い知ることは出来ません。 |
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キートップを外してみます。 キーはスライダーとキートップの2ピース構成、スライドレールは 筐体上面と一体化しているようです。 |
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背面です。 のっぺりとしていて特に注目するべき所はなさそうですが、 端の方に目をやると・・ |
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なんと水抜き穴が・・。 液体をキーボードに進入してもここから水が抜けます。 (でもメンブレンシートの間に水が進入したらOUTです。) 昔のIBMのキーボードなどにあったそうですが、 なぜに1000円キーボードにこんなものが・・。 |
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むむ、これはただ者ではないですわ、ということで
早速分解です。 すると見事な板金が現れました。 板金とキー上面がビスでしっかりとめられているため、 ゆがみにくくなっています。 |
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板金を外してみます。 下からラバーシートとメンブレンシートが現れます。 これは至って普通の構成ですね。 |
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6516-Mのメンブレンシートとラバードームです。 ラバードームはシート状に成形されていて、至って普通です。 下から、メンブレン電極(下)、メンブレン絶縁、メンブレン電極(上)、ラバードームシートです。 |
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シートを外すとこんな感じです。 キーのスライドレールと筐体上面が一体化しています。 こういうところでコストを減らしているんですね。 |
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キートップ自体は2ピース構造であることを除けばなんの変哲もありません。 |
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レールは上面と一体成型です。
スライダーが滑らかな素材のため、レールは普通のプラ素材
(ABS)でよいのか、上面筐体と一体になってます。 キーはラバードームを屈曲させたあとは筐体上面のスライドレールとキートップが 衝突して止まります。 ゴムを押しつぶす感じあまりしないです。 |
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ラバードームは1枚シートからなっています。 ドームとドームの間に橋が渡して有ります。 |
キートップの手触り | シボ風の滑りにくい手触り(・・なのだろうけど、今はツルツル(^^;) ) |
打ったぞ感(クリック感) | 大変良好(^O^) |
省指力 | おおむね良好 |
対腱鞘炎 | 一般的形状 |
コストパフォーマンス | 大変よろし |
三猫のおすすめ度 | ★★★★★ |